2025.12.12
公認会計士試験へ現役学生2名が合格しました!
このたび、本学の松田透真さん(経・経4年)、馬奈木輝さん(経・経4年)が、公認会計士試験に合格しました。
公認会計士試験とは金融庁の公認会計士・監査審査会が実施する国家試験で、会計と監査の専門家である公認会計士の称号を得るための試験です。「資本市場の番人」として高度な専門性を要する公認会計士の職務の性質上、従前から最難関国家試験の一つとされていましたが、重要性と魅力の高まりを受けて近年一層難化の傾向にあり、本年度の最終合格率は7.4%でした。
合格を振り返り、松田さんは「合格することができ、自分は本当に努力できていたのだなと改めて実感した。長期にわたる勉強で心身ともに疲弊することもあったが、質問や自分の言葉による言い換えなどを繰り返し、本質をつかむ面白さを感じながら理解を深めていった。今後は、若手のうちから幅広い業種・規模のクライアントに携わり、確かな知識と経験を積みながら興味のある分野を見つけ、専門性を磨いていきたい」と語りました。また、馬奈木さんは「合格まで支えてくれた多くの方たちの顔が浮かび、感謝の気持ちでいっぱいになった。試験対策では、苦手科目の克服に苦労したが、一つひとつの答案練習に真摯に向き合い、順位を上げていくことができた。これからは監査人として、専門能力と知識の蓄積に努め、国民経済の健全な発展に貢献したい」と今後の展望を述べました。
2名は経済学部に所属する傍ら、商学部が提供する簿記原理などの講義にも参加し、公認会計士・税理士を目指す学生により組織された公認団体サークル「第一国家試験準備室」のメンバーとしても活動を続けてきました。商学部会計学コースで簿記原理などの講義を担当し、第一国家試験準備室の顧問も務める商学部商学科の原口健太郎准教授(公認会計士)は、「本学から2名の公認会計士試験合格者を輩出したことは大変喜ばしく、大学にとっても大きな名誉である。みんなに勇気を与える快挙であることを自覚し、これからは指導的立場として後進育成にも協力してほしい」と思いを述べました。
今後も、お二人のますますの活躍が期待されます。
公認会計士試験の指導を担当した商学部の原口准教授と
公認会計士試験に合格した馬奈木さん、松田さん(左から)


