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Majors

文学研究科 フランス文学専攻

フランス語文化の最良の部分を修得し高度のフランス語運用能力を養成

概要

※文学研究科フランス文学専攻博士前期課程は、外国語学研究科外国語学専攻修士課程設置に伴い、2024年度から募集を停止しています。修士課程をご検討の方は、外国語学研究科外国語学専攻のページをご覧ください。

フランス語はラテン語から変化して今日に至るという豊かな歴史をもち、先住のケルト(ガリア人)や移入したゲルマンなど様々な文化を背景にしています。また、フランスは近世以降、政治・外交、文学、美術、思想などの分野で常に世界に影響を及ぼしてきました。そして、単一通貨ユーロが登場した今も、ヨーロッパの主要国として世界に向けて発言し続けています。

フランス文学専攻は、そのような言葉の歴史、思想・文化の流れを踏まえた上で文学・思想、語学を深く研究する場です。「フランス文学」と「フランス語学」の2つの専修部門からなり、各自のテーマに沿って研究書や論文を読み進めます。これには単なる内容理解ではなく、自分なりに読解することが求められます。

もうひとつフランス語に自信が持てない学生にも、フランス人教員がテキスト分析や小論文執筆の方法を丁寧に指導します。また、交流校のパリ第3新ソルボンヌ大学に1年間留学し、フランス語の実力を高め、フランス流の研究にふれることも可能です。さらに、フランス人研究者を招いてのセミナーもよく開催されています。

このようにフランス語運用能力を高めつつ、独自の問題意識に基づいた論文を完成させることで、豊かな感性と判断力がはぐくまれていきます。また、狭い意味での文学・思想、語学にとらわれず、歴史、社会、文化などのかかわりで広く言葉や文学作品を研究することもできます。そのために、論文指導教員だけではなく大学院・学部に属するすべての教員が様々な形で院生を支援する態勢が整えられています。

カリキュラム

博士後期課程 修了要件

  1. 博士後期課程の標準修業年限は、3年とする。ただし、研究科委員会においてとくに優れた研究業績をあげたと認めた者については、論文提出期間を短縮することができる。
  2. 学生は、入学時に専修科目一つを選択するものとする。
  3. 学生は、専修科目の研究指導を週1コマ以上受け、各学年に4単位、合計12単位及び指導教員以外の教員が担当する講義科目2単位以上を修得し、かつ博士論文を提出しその審査及び試験に合格しなければならない。
  4. 学生は、専修科目の担当教員を自己の指導教員とする。授業科目の選択、学位論文の作成、その他研究全般にわたって、その指導に従うべきものとする。
  5. 博士後期課程の学位論文は、同課程に2年以上在学し、必要な研究指導を受け、研究論文を2本以上刊行していなければ、提出することができない。
    (ア)博士後期課程の学位論文は、在学期間中に提出するものとする。
    (イ)博士後期課程に3年以上在学し、必要な研究指導を受け、研究指導12単位及び講義科目2単位以上を修得して退学したものは、「単位修得退学者」とする。
  6. 博士後期課程の学位論文を提出しようとする者は、論文提出の少なくとも1年前までに指導教員の承認を得なければならない。その際、学位論文作成計画書を提出しなければならない。
  7. 在学年限の最長は、6年とする。ただし、休学の期間は在学年限に算入しない。

講義担当者

講義科目・担当者【博士前期課程、博士後期課程】

履修モデル/研究指導計画書/カリキュラム・マップ

教員紹介

フランス文学専修部門

氏名主な担当科目
武末 祐子 文学特別講義、フランス文学研究指導
和田 光昌 文学特別講義、フランス文学研究指導
北垣 徹 文学特別講義、フランス思想研究指導

フランス語学専修部門

氏名主な担当科目
杉山 香織 文学特別講義、フランス語学研究指導
ジャン=リュック・アズラ 文学特別講義、フランス語学研究指導
ティエリー トリュベール 文学特別講義、フランス語学研究指導

シラバス

文学研究科 フランス文学専攻シラバス