掲載日/2011/06/03
2008年入学 12期生
九産大付属九州高校出身です。中学時代からの英語好きがきっかけで英語専攻受験までいたりました。趣味というほどでもないのですが、家族や友人と美味しいものを食べに行き話をする時間はどんなに忙しくても合間を縫って欠かさないようにしています。生活ではまず授業第一というのを心がけています。
英専では自分で行動することが特に大切だと感じます。積極的に動けば能力も可能性も大きく広げることができる環境があります。
英語専攻では、どうしても暗記してしまえばどうにかなる、なんとか単位を習得することが可能な授業がいくつかあります。それゆえに人によっては授業、学習が短調に感じられ、流れてくる情報をただ書き留め、試験直前に頭に詰め込む。という学習サイクルに陥りがちです。おそらくこれにはまると英語専攻の授業は本当に大変で退屈なものだと思います。加えて、当然得ることのできるものもとても少なくなります。
しかし考えてみれば暗記するだけですむ英単語でも、単語の成り立ち、綴りのもつ意味、熟語、用法、ネイティブはその単語をどう使うのか、自分のない頭を振り絞るだけでもこれだけの幅を持たせることができます。自分はこのように意識次第で幅が狭くも広くもなる点が、英語専攻の学習の面白いところだと思います。
興味をもったというより一番役にたった授業をあげるとすれば、必修科目のスピーキングスキルです。名前のとおり英語を実際に「話す」授業なのですが、これは自分が入学当初最も嫌いだった授業です。人前で英語を話すのに慣れていなかったので、なにか先生に恥をかかされている様に感じていたからです。しかし、学年を経るにつれて英語を話すことへの抵抗もなくなり、自然と楽しめるようになりました。そしてこの授業の良い所は、年次によってメンバーが大きく変わらないということです。馴染みのメンバーでちゃんと授業を受け、努力すればお互いの話す力がどう変わっていっているかがわかりやすいのです。結局いつも一緒にいる友人の多くもこの授業がきっかけで出会った学生がほとんどなので意外と(?)学生生活を左右しかねない重要な科目です。
まず英語専攻の教員の方々は非常に学生との交流を大事にしてくれます。悩んだ時や、なにか助言が欲しい時は時間の許す限り話を聞いていただけ、自分も非常にお世話になりました。
友人たちは多くが志の高い、切磋琢磨しがいのある人です。それでというわけではないのでしょうが、少々変わった人も中にはいるわけです。周りの学部とは少し雰囲気が違い、色眼鏡でみられることもたまにありますがそのように個性豊かな学生、教員の集まりこそが英語専攻の醍醐味であり、誇るべき点であると確信しています。
僕は宗教部企画のフィリピンへのワークキャンプ、そして交換留学生として一年間の留学を経験しました。この二つの経験が自分の進路、人生に影響を与えたことは言うまでもありません。またこれらに参加するにあたり教授、職員の方々をはじめとても多くの人に助けられました。外に踏み出す怖さや難しさ、発展途上国の実情を目の当たりにした時の衝撃、海外で勉強・生活することの楽しさと苦しさ、これらすべてが今の自分の人生の原動力になっています。
授業をしっかりとものにするのはもちろんですが、このような外での経験もこれからの学生にはチャレンジしてほしいです。