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短期語学研修

プログラム概要

毎年約250名の学生が、海外の日常生活を体験しています。

 夏季・春季の長期休暇を利用して、大学主催の2週間~5週間の短期語学研修を実施しています。研修先は、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾、フィリピンの12の国と地域で、学習できる言語は7言語(英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国語)。いずれも質の高い授業や充実した課外プログラム、そして信頼性には定評があり、毎回多くの学生がこのプログラムに参加し、語学力の向上に努めるとともに、ホームステイなどを通して異文化に触れる経験をしています。海外派遣留学生の合格者には、この短期語学研修の経験者も多く、留学を動機づける機会ともなっているようです。


本学主催の短期語学研修の3つの特長

 ◆大学が選定した信頼性の高い語学プログラム。研修先スタッフの行き届いた対応
 本学が短期語学研修を実施する研修校は、本学教員が実際に研修先を視察して選定しています。

語学研修先での成績を本学の単位に認定
 語学研修先で取得した成績は、本学の単位に認定することができます。ただし、本人が申請期間中に単位認定の手続きをする必要があり、一部の学部では単位認定を認めていません。

自主性を重んじるオリエンテーション、研修
 参加者の中には初めて海外に出るという学生が多くいます。本学では、海外での生活に適応し、安全に研修を送ってもらうために、出発前に異文化適応講座、危機管理講座など4回のオリエンテーションを実施しています。このオリエンテーションを通して、出発から帰国まで自主的に計画し、現地の人々と進んでコミュニケーションをとる心構えを身につけてもらいます。本学から研修先への引率者はいませんが、帰国した学生のアンケート結果を見ると、「引率者がいないことで、海外で自分の力で生活できたことが自信となった」など、貴重な体験ができたと多くの学生が回答しています。

募集情報

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対象者:本学の学部学生および大学院生
 ※1年次から応募でき、語学力は問いません。(一部の研修・コースには語学力要件が設定されている場合があります。)
 ※在学中は何度でも応募することができます。

募集期間
 夏期:4月中旬~5月初旬まで

 春期:9月下旬~10月中旬
募集要項

2025年度春期語学研修募集要項
申込方法
 国際センターHP(※学内者限定。SAINSポータル > 事務局のページ > 国際センター > 短期語学研修)から、申込フォームにアクセスし、申し込んでください。

奨学金

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海外において積極的に語学力の向上及び異文化理解を図ろうとする意欲のある優秀な学生や、経済的な理由により海外語学研修に参加できない学生を財政的に支援することを目的に、短期語学研修に参加する学生を対象とした奨学金があります。詳しくは、こちらをご確認ください。

体験談

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経済学部 阿比留 優香 さん

エンデラン大学+インターンシップ(フィリピン)ビクトリア大学(カナダ)

2度の短期語学研修を通して得た学びと成長

私は大学生活の中で二度、短期語学研修に参加しました。最初の留学先はフィリピンで、語学学校に通いながらインターンシップを経験し、二度目はカナダのビクトリア大学で本格的な語学研修を受けました。いずれの研修も、英語力の向上だけでなく、異文化への理解や将来の進路を考えるうえで大きな意味を持つ経験となりました。

まず一度目のフィリピン研修では、授業で学んだ表現を日常生活やインターンの現場ですぐに使うことができ、英語を「学ぶもの」から「使うもの」へと意識を切り替えることができました。特に現地のスタッフや生徒と協力しながら業務を行う中で、文法の正しさよりも相手に伝わる表現を選ぶことの大切さを実感しました。文化や価値観の異なる人々と関わることで、柔軟に物事を受け入れる姿勢も養われ、英語力だけでなく人間的にも成長できたと感じています。

二度目のカナダ研修は、さらに挑戦的で多面的な学びの機会を与えてくれました。授業は討論やプレゼンテーションが中心で、クラスメイトとのコミュニケーションを密に取りながら進めるスタイルでした。最初は自分の意見を英語で発信することに戸惑いましたが、間違いを恐れず発言することが評価される雰囲気の中で、自信を持って表現できるようになりました。

さらに、課外活動も大きな学びとなりました。近隣の小学校を訪問して子どもたちと交流した際には、言語の壁を越えて人とつながる喜びを味わいました。また、毎週金曜日には学校でアクティビティが開かれ、さまざまな国から来た学生と協力して活動に取り組む中で、語学だけでなく異文化理解や協働の大切さを実感することができました。

このように、一度目のフィリピン研修は「英語を実践的に使う力を培う段階」、二度目のカナダ研修は「自ら考え、発信する力を鍛える段階」であったと感じます。段階的にステップアップする中で、自分自身の成長を実感できたことは大きな財産です。
これら二度の留学を通じて、語学は単なる学問ではなく、異なる文化や人々をつなぐ架け橋であることを強く実感しました。そして、将来は国際的な課題解決に携わる仕事に挑戦したいという思いがより一層強まりました。短期語学研修で得た学びは、私にとって単なる英語力の向上にとどまらず、人生の方向性を定める重要な契機となったのです。

外国語学部 岡本 亜咲子さん

ハワイ大学マノア校(アメリカ)

ハワイの温かい文化に触れた3週間

私がハワイでの語学研修に参加を決めた一番の理由は、中学校の修学旅行でハワイに行く予定が、コロナウイルスによって中止になってしまったことがあり、そのときからハワイに一度は行きたいと強く思っていたからです。大学2年生になり、長い夏休みをどう充実させるか考えていた時に、国際センターのインスタグラムにハワイでの語学研修プログラムがあることを知り、すぐに参加を決めました。

私の場合、ただハワイに行ってホームステイしてみたい!という非常に単純な動機で参加を決めたため、はじめはこんなに簡単な理由で留学に行っても大丈夫なのか不安に思っていました。しかし実際に行ってみると、ハワイ独自の歴史や文化を学んだり、ハワイのフレンドリーな人々の温かさに触れたりしながら、人生で最も充実した3週間を過ごすことができたと感じています。
ハワイでの生活を経験して、英語力はもちろん、積極的に話しかけに行ったり、行動したりする力が身についたと思います。日本とは違い、何か困ったときに誰かが察してくれる、気が付いてくれるという考えはあまり通用しません。日常生活でも研修先の授業でも、自分からアクションを起こさないと何も始まらないので、はじめは勇気が必要でしたが、後半には躊躇わずに何でも人に聞けるようになったことが、今回の研修を通して一番成長した部分だと思います。そして、そのように過ごしていくうちに、ハワイの方の温かさを実感する場面が多かったです。お互いに知らない間柄でも道端で挨拶を交わしたり、話しかけたときには一生懸命聞き取ろうとしてくれたり、温厚で優しさに溢れた人が多い場所でした。そのため、もともと英語に自信があまりなかった私でも、安心して話しかけることができました。また、研修先大学の授業では主にハワイの文化について学び、そこでハワイの代表的な言葉である「アロハ」が表す意味について学ぶ機会がありました。「アロハ」は挨拶以上の意味を持っており、人や自然とのつながりを大切にし、思いやりをもって接する「アロハ精神」がハワイの人々の生き方の指針になっていることを知って、改めてハワイの文化や人の素晴らしさを感じることができたと同時に、今後自分の人生にも大きな影響を与える学びになりました。
研修前までは、あっという間の3週間で成長できるか不安でしたが、実際に行ってみて、私の大学生活をさらに充実させる、人生で一番濃い3週間になったと感じています。実践的な英語力と、自分から動いて経験することの大切さを知ることができたのは、この語学研修に参加しなければ得られなかったものです。これからの大学生活での視野も広げることのできた、素晴らしい3週間になりました。

関連資料・リンク

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