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更新日:2019年6月11日
経済学部 経済学科
教授 熊谷 成将 (くまがい なりまさ)
「歌って踊れる楽しい新聞記者になってくださいね」とバスケットボール同好会の後輩から送り出されて 22歳で中国新聞社(広島市中区)の記者になりましたが、赤ヘルを愛する方々とのギャップに思い悩み、退職しました。 大学院で2年間学んで社会復帰の予定でしたが、復帰できませんでした。 「七転び八起き」で前進しようと生涯で初めて学業に専心したところ、2000年4月に社会復帰できました。 大学教員20年目を迎えて、経済学者が天職と言われています。
これまで医療経済学の領域で、私は「公立病院の医療サービス提供体制の水平的(垂直的)公平性」、 「医療保険の患者自己負担率引き上げ」と「中高年者の生活習慣、家族介護と健康」を分析しました。 最近は、「社会的孤立が高齢者の介護選好等に与える影響」を探求しています。 孤独な人は早死にするリスクがそうでない人に比べて50%も高い!ので、 研究を進めながら『世界一孤独な日本のオジサン』になりたくない、と思っています。
賛成すべきか反対すべきか。物事の判断が難しそうなときにこそ、根気強く自分の頭で考えて結論を出してください。 「寄らば大樹の陰」とばかりに、他人の顔色を窺って判断を他人に委ねる者にならないことを祈ります。
教授 小野 浩 (おの ひろし)
栃木県出身です。もともと歴史に興味があり、好きが高じて研究者になりました。はじめて西南学院大学のキャンパスに足を踏み入れた瞬間、まずイメージしたのは海です。大昔に防風林として植樹された立派な黒松が保存されているのをみて、この場所がかつて海岸沿いであった当時の情景がすぐ頭に浮かびました。ここに防塁が築かれたのも納得です。その空間に堆積している過去の断片から歴史を夢想するのが、ささやかな楽しみです。
私の専門分野は日本経済の歴史です。これまで主に近現代の都市形成における経済的過程について、交通と住まいという2つのキーワードから研究を進めてきました。最近では、住宅の資材として使用される木材の供給に関する研究を進めています。今後は地の利を生かして、近現代の北九州を対象とする地域経済史研究に取り組みたいと考えています。
100%の「正しい歴史」はありません。研究の進展により、次々と新しい歴史(=過去の事実の新解釈)が生産されています。私が語る歴史を鵜呑みにしないでください。史料やデータを自分の目で読み解き、自分の頭で考えることも必要です。
准教授 丹波 靖博 (たんば やすひろ)
私は神奈川県の出身で、九州に住むのは今回が初めてですが、これからの西南学院大学での教育・研究活動や生活を大変楽しみにしています。私は、これまで大学教員の他にも、航空会社や金融コンサルティング会社などの民間企業で働いてきました。航空会社では空港で、チェックインなどの旅客ハンドリング業務を担当していました。また金融コンサルティング会社では、銀行などの金融機関に対して、データ分析などのコンサルティング業務を行ってきました。
主な研究テーマは、ファイナンス分野の「金利モデル、信用リスクモデル、金融商品の価格付け」などです。金融業界には収益性低下、投資業務の高度化、新しい分野や技術への取り組みなど、直面している課題が多くあり、これら課題についても研究を進めていきたいと考えています。
授業は、証券投資論、金融・ファイナンス論などを担当します。本学の学生は金融機関への就職が多く、習得した知識や技術を実務に生かせることを目指しています。
ファイナンスやデータを使った分析に興味がある、将来金融機関で働きたい、どんなことを勉強すれば将来金融機関で働く際に役に立ちそうか、などに興味がある学生の皆さんは、ぜひ気軽に声をかけてください。
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