Guide to SAS and Exercises 改訂日:11/17/2000 0. この文書は随時改訂するので,小島ホームページ上で各自定期的に読むこと! a. この文書は印刷してもよいが,随時改訂するのでそれに合わせて印刷するこ と. 1. SAS 実行結果で,時系列グラフの解釈には. a. 小島HP:Japanese Business Management A:Lecture Note Index: Table&Figures で, 1970年以降の日本経済を概観し,日本経済の変動と企業の時系列データの変動 (付加価値,その年次変化率,などの経時変化)とを関連づける. b. 注意: (1) 個別決算データにおいて,7803=4/1977〜3/1978(1977年度),..., 9803=4/1997〜3/1998(1997年度) (2) 電力事業全体については,次のホームページを見よ.小島HP:経営統計学... :Data and ...:elec power:elec_power.html 2. 「Level (額)」表示の時系列データ間では,見せかけの相関(時間要因,即ち トレンド,が両方に共通であるが故の相関)の可能性が高い. a. そこで,時間要因(トレンド)を取り除いた年次変化率(成長率 Growth Rate) データを使った相関関係,散布図も重要:(みせかけではない)真の相関の有無 を確認できる. 3. Exercise for prg3.sas (5/29/00). a. Exercise:「総売上高」と「広告宣伝費」について以下の問に答えなさい. (1) 総売上高と広告宣伝費を調べてみたい電力会社を一つ選びなさい. (2) 総売上高,広告宣伝費 (Level) の時系列推移を解説しなさい.上記 1.に従う: SAS prgram prg3.sas で, href=7903 8603 8803 9103 の数字はそれぞれ, 4/78-3/79, 4/85-3/86, 4/87-3/88, 4/90-3/91 の3月期決算を表す.それぞれ,次の日本経済の変動を含む: 1978q4: Second Oil Crisis, 1985q3: Plaza Agreement, 1988q1-: High-yen boom (Heisei Boom), 1991q2-: Heisei Recession. 但し: 1993q4-1997q1: Heisei Boom(小島HP:Japanese Business Management A:Lecture Note Index: Table&Figures をみよ!!) (3) 総売上高,広告宣伝費 (Growth Rate) の時系列推移を解説しなさい.上記 1. に従う. (4) 総売上高,広告宣伝費 (Level) の散布図(Scatter Diagram)を解説しな さい(上記 2.に従う). 相関係数を計算し,それを 散布図と関連づけなさい. (5) 総売上高,広告宣伝費 (Growth Rate) の散布図(Scatter Diagram)を解 説しなさい(上記 2.に従う). 相関係数を計算し, それを散布図と関連づけなさい. 以下の手順に従って答えなさい: b. まず,SASプログラム prg3.sas を,新しいファイル名 prg3-ex.sas で保存. c. 小島HP:経営統計学...:Data:elec power:co_name.html→「電力 企業名」で,企業名とコード番号 (code) の対応をチェック. d. 小島HP:経営統計学...:Data:data items:data_items.html→ 「個別決算データ収録項目一覧」:C. 損益計算書【売上 - 利益】に載っている 「総売上高」と「広告宣伝費」の変数名(c1 など)を探す. e. prg3-ex.sasで. (1) x としての a64(資産合計), y としての c97(税引き後利益)がそれぞ れ「広告宣伝費」,「総売上高」に換わるように,上で探した変数名に書き換える ;但し,data eleca のところの a64 はそのまま!! (1a) 8103 期の売上高に異常値が観察されるので,その期を欠損値とするた めに,小島HP:経営統計学...:SAS programs で,for_prg3-ex.sas をコピー し,prg3-ex.sasにおいて欠損値の処理をしている箇所「if ... end ;」を削除し た上で,そこにペースト. (1') 相関係数を計算し,その説明をするために は,田中克明(pp.103-105)を参照.その計算には,以下をコピーし,prg3-ex.sas のなかの散布図(Scatter D.)を描く proc gplot(2つある!)の下にペーストす る: 最初の Scatter D. には: proc corr ; var x y ; by code ; 次の Scatter D. には: proc corr ; var xg yg ; by code ; (2) Total Assets, After-tax Profit をそれぞれ「広告宣伝費」,「総売上高」 に相当する英文名またはローマ字名に書き換える(半角で!).各自で適当なものを書く. (3) prg3-ex.sasの上書き保存,実行(GRAPHウィンドウでは,右下にある▼ をクリックしたままにしておくことでグラフ表示を早く終わらせることができる). (4) 選んだ電力会社のグラフ6つ:@総売上高,A広告宣伝費 の時系列推移 (Level);B総売上高,C広告宣伝費の時系列推移 (Growth Rate) ;D総売上高と 広告宣伝費 (Level) の散布図;E総売上高と広告宣伝費 (Growth Rate) の散布図, を以下のようにコピーして,Word に貼り付ける. i. SASで,コピーすべきグラフを GRAPHウィンドウに表示. ii. 編集-コピー iii. Word を起動.新規文書を開く.以下のように入力(詳細は,小島HP:経営 統計学...:Word for SAS Exercises:ex062199.doc をみよ): 経営統計学課題 学籍番号 名前 選んだ電力会社の名前 図1 iv.・(続けて)図を挿入するためのスペースを作るために10回くらい改行する. その余白に,最初のグラフを編集-貼り付け.余白に収まる程度にグラフ のサイズ変更,移動. ・図の下,左隅にある改行マーカーをクリックして,そこから図1につい ての文章を入力する.(文章入力の内容は下の f に従う.) ・文章末尾で,挿入-改ページ... v. 新しいページで図2と入力し,iv に戻る. vi. 随時,Word ファイルの保存は,フォルダ bs に,ファイル名「経営統計学課 題.doc」(or "prg3-ex.doc"で,public_html: bs2 に). f. 文章入力のところでは,上記のExerciseの問(1)〜(5)に対する答えを書きなさい.但し: i. (4),(5)の相関係数をSAS Output でどのように調 べるか,は教科書p.107「実行結果 その2」を参考にする:相関係数は,2段か ら成る各行の上段数字. h. 締め切り:6月??日までに,以下の要領で電子メイル送信を kojima 宛てする こと.AIRMAIL を起動し,メイルの新規送信で,宛先は kojima,表題は bs,本 文は 私のレポートはここにあります. http://w3.seinan-gu.ac.jp/~s031234/bs2/ 注意:(1) http:...... は手入力する必要はなく,実際にその場所をブラウザ で開いて,「場所」の欄を選んでコピーし,それをAIRMAILの本文に貼り付ければ よい. (2) HTML 化した文書を bs2 に保存してもよい.但し,グラフの GIF ファイルも すべてそこに保存しなければならない. 4. Exercise for prg4.sas (10/4/00??). a. SAS プログラム prg4.sasを, prg4-ex.sas と名前を変えて保存し,以 下の実習のために修正し,実行しなさい. b. Exercise:貸借対照表における「資本合計」と「負債・資本合計」データを 用いて,いわゆる自己資本比率「資本合計/負債・資本 合計」を計算し(%表示で),その(業界平均などの)要約統計量を各年 度について求めなさい. 5. Exercise 10/18/99. a. SAS プログラム prg5.sasを, prg5-101899.sas と名前を変えて保存し,以 下の実習のために修正し,実行しなさい. b. Exercise:貸借対照表における「資本合計」と「負債・資本合計」データを 用いて,Exercise 10/4/99と同様に,自己資本比率を計算し(%表示で),その業 界平均を各企業の自己資本比率と比較する時系列グラフを描きなさい. 6. Exercise 11/6/00. a. SAS プログラム prg6.sasを, prg6-ex.sas と名前を変えて保存し,以 下の実習のために修正し,実行しなさい. b. Exercise: b.1. 次のようにプログラム prg6-ex.sas を修正しなさい: prg4-ex.sasと同様に,自己資本比率を計算しなさい(%表示で).但し,y が 「自己資本比率」,x が「総売上高」を表すようにします。 *「自己資本比率が高い」企業は,返済義務のない資本(=自己資本)が豊富であ り,資金の安定性が高い企業と言える. *「総売上高が大きい」企業は,企業規模の大きい企業,と考える.(企業規模 の代理指標としては他に「期末従業員数」,「総資産(=資産合計)」などがある ので,試してみてもよい.) -3-のところで,特定の電力会社を選びなさい(その企業の21年分データを使っ た分析をするため)。-4-, -5-のところで,グラフには選んだ企業名が表示される ようにすること(但し,漢字ではなくアルファベット表示で). -6-のところで,特定の決算年月を選びなさい(その年度の10社分データを使っ た分析をするため)。グラフには選んだ年月が表示されるようにすること。 b.2. 問題1:-4-の時系列グラフ二つ(y, m_y;yg, m_yg)を基に,自己資本比率 について,選んだ企業と業界平均とを比較しなさい(つまり,y, m_y 間の比較;yg, m_yg 間の比較)。 b.3. 問題2:-5-の"Scatter Diagrams"(散布図)二つ(y*xとyg*xg)と相関係数 (x, y 間;xg, yg 間)を基に,選んだ企業の,総売上高(企業規模の指標)と自 己資本比率(資金安定性の指標)の関係について述べなさい。但し: * 相関係数をSAS Output でどのように調べるか,は 教科書p.107「実行結果 その2」を参考にする:相関係数は,2段から成る各行 の上段数字. b.4. 問題3:-6-のグラフと相関係数を基に,選んだ決算年月について,(10社すべ てを考慮した)総売上高と自己資本比率の関係について述べなさい。問題2で1社 だけで調べた関係とはどのように違うか,又は似ているか,についても触れなさい。但し: *複数の決算年月を選んで,調べてみてもよい。 *7803-8803 の年月は沖縄電力のデータはないので,9社分となる。 *7803は選ばない。 b.5. Exercise 6/21/99の e, f に記された手順に従っ て, Word を使って文書を作成し保存しなさい(夏休み前に作成した prg3-ex.doc にならって文章を作成しなさい).但し,ファイル名は prg6-ex.docとし,完成文書の保存場所は,public_html: bs2 とします. b.4. 締め切り:11/20(一応). 7. Exercise 11/29/99. a. SAS プログラム prg7.sasを, prg7-112999.sas と名前を変えて保存し,以 下の実習のために修正し,実行しなさい. b. Exercise:-4-で作成した Scatter Diagramや, -5- で作成した 度数分布表をよく観察して,以下を実習しなさい. b.1. -3-(data elec2 のところ)について: select の2つめから4つめ(m_va から m_vawrkr)において,when(...) ...=.. ; の中の数値を修正した方がよけれ ばそうしなさい.度数分布表で,「Percent」の数字に極端な偏りがあれば,修正 した方がよい. selectの1つめ(va)の度数分布表については,「Percent」の数字に極端な偏り がないようなので,参考になる. b.2. -5- について:proc gchart において,levels=... のところの値を変えて みなさい.b.1の select のところと合うようにするのもいいかも知れない. b.3. -5- について:proc gchart において,/levels=... を削除したもの(但 し,; は削除しないこと!)も挿入しなさい(田中,pp.179-180参照). b.4. 以上の修正後,実行しなさい.満足のいく度数分布表,ヒストグラムが出来 るまで,上のb.1-b.3 を繰り返す. 8. Exercise 12/20/99. a. SAS プログラム prg9.sasを, prg9-122099.sas と名前を変えて保存し,以 下の実習のために実行しなさい. b. Exercise:いくつかの企業について,固定費と損益分岐点売上高を計算しなさい. ★損益分岐点分析の詳細は「経営成果をはかる」,又は『経営分析の基本』第 III 章「会社の収益性をみる」 pp.130-135 を見よ. b1. まず SAS を実行する.以下では,正の INTERCEP をもつ企業のみを取り上げ る(正の INTERCEP =固定費の推定値:単位は百万円). b1a. 総費用直線 tc = a + b*ts とSAS 実行結果の対応は,a = INTERCEP のとこ ろ, b = TS のところ,となっている. b2. Excel(ファイル名:be_sales.xls)で,損益分岐点売上高を計算しなさい. 固定費も明示する.即ち,総費用直線 tc = a + b*ts (a = 固定費の推定値)を用いて, 損益分岐点売上高=a /(1− b) b3. 固定費と損益分岐点売上高について,企業間の比較をしなさい(グラフも参 照しなさい). c. Wordで文書作成.取り上げる企業の回帰推定結果の表とグラフを挿入すること. c1. Word ファイルの保存は,フォルダ bs に,ファイル名 ex122099 で. d. 最後に,完成したWord ファイルは,同じファイル名 ex122099で your home: public_html: bs2 にも保存. d1. 締め切り:2000年1月15日(土)までに,以下の要領で電子メイル送信を kojima 宛てすること.AIRMAIL を起動し,メイルの新規送信で,宛先は kojima, 表題は bs2000,本文は例えば, 私のレポートはここにあります. http://w3.seinan-gu.ac.jp/~s001234/bs2/ 注意: (1) http:...... は手入力する必要はなく,実際にその場所をブラウザで開いて, 「場所」の欄を選んでコピーし,それをAIRMAILの本文に貼り付ければよい. (2) HTML 化した文書を bs2 に保存してもよい.但し,グラフの GIF ファイルも すべてそこに保存しなければならない.