ビッグバン下の保険事情保険会社のリスク管理

 1996年の日本版ビッグバン構想の発表、日米保険協議の決着により、保険自由化がそれまでの漸進的なものから急進的なものとなり、保険業界が大きく代わることとなった。実質的に戦後初の生命保険会社の破綻もあり、それまでの護送船団体制が崩壊してきたともいえる。このように激変する保険業界の状況を、特に、保険会社のリスク管理に焦点を当てて、論じたものである。