- ローランス・シュヴァリエ教授
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専門分野は言語教育・フランス語教育で、フランス語基礎総合、フランス語コミュニケーション演習、
フランス語コミュニケーション集中演習、アトリエ、フランス語科教育法の講義を担当しています。
座右の銘は
"Science sans conscience n’est que ruine de l’âme"で、意味は 「良心なき科学は 魂の滅亡でしかない」です。 尊敬する人物はCarlos Fuentesで、趣味はスキー、ハイキング、美術、ダンス、旅行です。 高校生の皆さん、好奇心は勉強の原動力です。好奇心を育てましょう!
取得学位
グルノーブル第3大学 学士号(Licence)(英語) 1988年
リヨン大学 学士号(Licence)(日本語・日本文化) 1992年
- ジャン=リュック・アズラ教授
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専門分野は外国語教育、言語学、社会学です。
特技は言葉を学ぶことや教材を作ること、絵を描くことで,講義で使う教材も自分で制作しています。
座右の銘は"Préparer l'avenir pour comprendre le présent"で、意味は「未来に備えて今を知る」です。
高校生のみなさんも未来のための準備を怠らず、現状に目を向け自発的に学んでいってください!
では最後に、Faites de votre mieux et tout ira bien ! (最善を尽くしてね。すべてがうまく行きますよ。)
取得学位
Livry-Gargan師範学校 教員免許取得 1987年
パリ第8大学 (Licence) 1988年
パリ第8大学 Maitrise 1988年
パリ第8大学 DEA 1990年
- ティエリー・トリュベール教授
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専門分野はフランス語言語学で、フランス語会話、フランス映画論などを担当しています。現代の生きたフランス語、実際に使えるフランス語をを教えることができます。座右の銘は"Caminante no hay camino, se hace camino al andar."で、意味は「決められた道はない:道は自分で切り開くものだ。」です。尊敬する人物は、フランスの作家であるJulien Gracq(ジュリアン グラック)で、趣味はスキューバダイビング、美術鑑賞で、特技は陶芸、スペイン語です。フランス語を学ぶことは、単に言語を学ぶことではなく、皆さんの世界観を広げることに繋がります。
高校生のみなさん、キャンパスでお会いするのを楽しみにしています。
取得学位
カン大学 (Licence) 1985年
カン大学 文学修士 1987年
Ministère de l'Education, CAPES d'anglais 1989年
- 小熊和郎教授
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専門分野は言語学(フランス語学,日本語学,ロマンス諸語,バスク語)で、フランス語文法(1,2年)、フランス語学研究、アトリエ、演習などを担当しています。
時事一般、歴史、文学、哲学、映画などに興味があります。
「左右の姪」はいますが「座右の銘」は特にありません。しかし、せっかくなので、比較的長期間心に残っている『三四郎』(漱石)の中の広田先生の一節を挙げておきます。「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より...日本より頭の中のほうが広いでしょう。とらわれちゃだめだ。いくら日本のためを思ったって贔屓の引き倒しになるばかりだ。」若い方々は、絶対に、まず世界の多様性を知る必要がありますが、「頭の中」の小宇宙も大宇宙と同じ、あるいはそれ以上に広いということは頭の片隅に置いておいてもよいでしょう。
調子に乗ってもう一つ。"la compréhension est un cas particulier du malentendu."「理解とは誤解の特殊なケースである」。1924年生まれのコルシカ出身の恩師の言葉。コミュニケーションとは本来不透明、誤解が常態だということ。だから話がそう簡単に通じないことに絶望する必要はありませんし、見方によっては楽しいことでもあります。よくわからない、でもわかるようになりたいという対象を見つけること、同時にわかっていたはずと思っていたことが突然わからなくなること、そんな体験が大事。そもそも自分にとってさえ自分の言葉は不透明だと教えてくれるのも他人なのです。
尊敬する人物は、一応大学人の末席にいるので、影響を受けたり注目している古今東西の知識人やアーティストはあれこれいるのですが、「尊敬(リスペクト)」という感情はしばしば無批判の盲目的追従に陥る傾向があることを忘れてはいけないでしょう。「敬して遠ざける」ということもありますから。それよりも対等な関係に基づく「尊重(リスペクト)」の方が重要だと考えます。凡庸な私としては、自分の身近にいるとっても面倒くさいけど面白い家族を挙げておきましょう(鬼籍に入った父、義父も含む)。時間を経ると、家族といえども謎が増し、新たな発見に満ちています。
趣味は、落語(円生,小三治,志らく,一之輔 ...)、水泳(毎年50,000mが目標)、近隣の山登り、お酒(と酒宴の席)です。
最後に高校生のみなさんにメッセージを送りたいと思います。声高に叫ばれる空虚な「グローバル」にあまり惑わされることなく、逃れようのない自分の身体と言葉を、地道な訓練の中で毎日少しずつ磨いていって下さい。ローカルであることが真のグローバルに通じます。自分ほどローカルな存在はありません。「若さ」よりも年を重ね成熟していくことを目指して欲しいもの。社会のフルメンバーとして熟成していくワインのような卒業生にたまに会えるのはとても楽しみです。皆さんが困難な21世紀に希望をもって生き延びられるよう願っています。
取得学位
パリ第7大学 言語学博士 1983年
- 北垣徹教授
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専門分野は社会学・社会思想史で、フランス現代社会論、フランス史研究などの講義を担当しています。
座右の銘はサン=テグジュペリの"Ton corps est de toi, il n’est plus toi"で意味は
「お前の体はお前のものだ、もはやそれはお前ではない」です。
趣味はトライアスロンで、持久力には自信があります。
高校生のみなさん。グローバリゼーションの時代といっても、世界は広く、フランスは遠いです。並大抵の視力をもってしては見通せません。 世界は底知れぬ歴史の深さをもち、時として亡霊のように立ち現れるので、恐れおののくしかないので、不安に駆られるばかりですが、 不安に思う気持ちは貴重な生きる力なんで、大切にしよう。
取得学位
京都大学大学院 文学修士 1992年
パリ社会科学高等研究院(EHESS) DEA取得 1995年
- 杉山香織准教授
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専門分野はコーパス言語学、語彙論、フランス語教育、第二言語習得、です。
フランス語基礎総合、フランス語学研究、演習、フランス語科教育法などの講義を担当しています。
趣味は水泳、登山、書道です。
高校生の皆さんの多くは英語のみを外国語として学習してきたと思います。日本ではグローバル化に向けて、 英語教育に力を入れようとしていますが、他の外国語学習の重要性は無視されています。 一方、ヨーロッパでは複言語教育が行われています。地理的理由などから、ヨーロッパと比べて日本では複数言語を学ばな くてはいけない必要性は低いかもしれません。しかしグローバル化が進む中で、これからの将来、 日本でも複数の言語を使わなくてはいけない機会がどんどん増えていくでしょう。
個人的には、全ての人が複言語能力を持たなければならないとは思いません。 それでも、英語以外の言語も学んでみたいという意欲がある人は、その一つの選択肢としてフランス語を学ぶことを 考えてみてください。フランス語はフランス以外にも、30ヵ国以上で公用語として使用されている言語です。 多くの国際機関の公用語でもあります。フランス語という新しい言語を学ぶ過程で視点が広がり、 たくさんの発見と多くの可能性が待っているでしょう。
取得学位
東京外国語大学 修士(言語学) 2006年
ルーヴァンカトリック大学 修士(言語学) 2008年
東京外国語大学 博士(学術) 2013年
- 武末祐子教授
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専門分野はフランス文学、美学でグロテスクな美(グロテスクでないものがあろうか)に興味があります。講義では「西洋文学」「演習」
「フランス食文化研究」「コミュニケーション集中演習」「フランス語基礎総合」などを担当しており、物事の「なぜ」を考えるのが好きです。
はまってしまうと何でもおもしろいと思うタイプなので一緒に様々な疑問を抱き、真実を探求していきましょう。
趣味はゴルフ、ダイビング、ヨガ、ファイドゥです。皆さんとお話しできるのを楽しみにしています。
受験生の皆さんには考えたら行動する勇気をもち、興味を持ったことには自分から飛び込んでどんどんのめりこんでいってほしいです。
取得学位
グルノーブル第3大学 文学(博士)(DSR) 1987年
西南学院大学大学院 修士 1979年
グルノーブル第3大学 修士 1982年
西南学院大学大学院 西南学院大学大学院博士後期課程 1986年
グルノーブル第3大学 外国語としてのフランス語教育上級能力取得修了 1987年
- 真下弘子教授
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専門分野は17世紀フランス文学・演劇です。
フランス語基礎総合、フランスモード研究、フランス文学研究、アトリエなどの講義を担当しています。
座右の銘はフォントネルの"Ne prenez pas la vie trop au sérieux, de toute façon, vous n’en sortirez pas vivant."で、「人生をあまり真剣に考えるな、どうせ生きては出られないのだから」という意味です。
趣味は音楽、演劇、オペラ鑑賞、スキーです。
受験生の皆さんには大志を抱いて外へ出て思いっきり夢を叶えて欲しいです!
取得学位
ソルボンヌパリ第四大学 文学修士 1984年
ソルボンヌパリ第四大学 DEA(diplome d'etudes approfondies) 1998年
- 和田光昌教授
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専門分野はフランス文学で、とくに19世紀散文に詳しいです。座右の銘はたゆたえど沈まずです。(パリのモットーみたいですが)
尊敬する人物は作家の谷崎潤一郎で、趣味は写真、展覧会鑑賞、最近はとくに現代アートです。
フランスという選択肢は、思わぬ未来を切り開くかもしれません。未来の西南生に会えるのを楽しみにしています。
取得学位
早稲田大学 学士(文学) 1985年
早稲田大学大学院 修士(文学) 1987年