国境を越えるJapanese Anime

MEMBER

  • 平田 美樹

    文学部英文学科1年
    アニメと写真を撮ることが好き

  • 櫻田 奈緒子

    文学部英文学科1年
     アニメと猫と遊ぶことが好き

国境を越えるJapanese Anime

このp.communiquonsという企画を知り、お互いの共通点を生かした題材で調査したいと思いこのテーマをたてました。 もともとフランスも日本同様漫画消費大国であることは知っていました。ですが調査を初めて私たちがフランス独自の漫画、 アニメ事情について全く知識がないことに気が付きました。そこでフランスの人たちは日本アニメをどのように評価しているのか、 日本アニメとフランスのアニメとでは何が違うのかなどに興味をもち、調査したいと思いました。

仮説

まず、私たちはフランスで日本のアニメが放送されるようになったきっかけを調べ始めました。すると1970年代頃、当時フランスでもアニメは作成されていましたが、フランス国内でのアニメ製作費は「1分間=約70万円」、それに対し、日本作品の輸入額が「1話=20万円」であったことが分かりました。

フランス製のアニメを20分作成するのにかかる1400万円で日本の作品が70本も買えるため、吹き替えや字幕の費用を上乗せしても、そのコストパフォーマンスの良さは破格であったために、フランスは日本のアニメを大量に輸入していたのです。

また、フランスで日本の作品を有名にするきっかけとなった作品が、1978年に放送された「UFO ロボ・グレンダイサー」です。この作品が人気になった原因には偶然の働きかけがあったからでもありました。1978年の夏休み、フランスでは悪天候が続き、子供たちが外で遊ぶことがなかなか出来なかったそうで、子供たちは、当時放送されていたこのアニメに夢中になり、なんと100%近い視聴率をたたきだしたのです。この大成功が“日本のアニメ=大人気”という考え方を放送局の関係者の頭に刻み付けることとなりました。このことから、フランスの人は日本のアニメを知っている、好きであるという人が多いという固定概念から確信へと変わっていきました。

また、フランスには独自の“BD”と呼ばれるものがあることを知りました。
これは日本でいう“漫画”なのですが、日本のものと違う特徴は美しいフルカラーのページが50ページほどで、A4版ぐらいのサイズのハードカバーであることです。日本の絵本のようなもので1冊1冊をとても大切にする習慣があるそうです。 また、テーマ設定理由でフランスは漫画消費国であると知っていた、といっていますがそれを裏付けできるようなものはありませんでした。したがって調べてみると、

[フランスは、本国日本に続く、世界第2位のマンガ消費国になった。フランスにおけるアニメ専門チャンネルで放映される作品の3本に1本は、日本のタイトルである。](COURRIER JAPON)

とあったのでこれによりフランスは漫画消費国であるということが立証されました。
これらのことから、フランスには独自の漫画、アニメがあったにもかかわらず、日本のアニメが人気になった理由として、確かに下調べであげた安価な制作費などは魅力的であっただろうと思いますが、単に「安さ」や「偶然」だけでは現在まで人気が持続しなかっただろうという点に目をつけ、日本のアニメが人気になった理由として、フランスのものとは違う舞台設定やキャラクターの良さにひかれたのではないかという仮説をたてました。また、AmazonとFnacというフランスの総合的な小売チェーンの売り上げランキング、そして日本で人気の作品をふまえて事前にフランスで人気な日本アニメの予想をたてました。
その結果、1位ドラゴンボール 2位ワンピース 3位ワンパンマン 4位僕のヒーローアカデミア 5位ナルトという予想をたてました。

調査方法

調査日は9/2(日)~9/4(火)の3日間、パリ市内を大きく2部分に分けて調査を行いました。
まず1日目は、カルティエラタン周辺を中心に周りました。ここはセーヌ川左岸にある昔ながらの学生街で、「album」、「Hayaku shop」、「PULP’S TOYS」の3店舗に訪問しました。行ってみて、albumは日本のものと外国作品のもの半分半分であるという印象を受けましたが、Hayaku shopとPULP’S TOYSは9割日本の作品でした。AlbumとHayaku shopは漫画中心、PULP’S TOYS は漫画もありましたがほとんどがグッズであふれていました。
2日目は、11区周辺を中心に周りました。ここにはパリの通りの一つであるケレ通りという通りがあり、ここには多くのコスプレショップやゲームショップ、漫画書店にフィギュアショップが並んでいて、ちょっとしたアニメストリートになっています。ここで「Manga story」、「MANGARAKE」、「MANGA TOYS」、「M.C.B.D!」の4店舗に訪問しました。行ってみて、M.C.B.D!はalbum同様、日本のものと外国作品のもの半分半分であるという印象を受けました。その他3店舗はとても大きいお店でほとんど日本の作品しかありませんでした。

これら7店舗のお店の方々に協力していただきアンケートをとりました。
加えて現地の方の声として路上でアンケート、音声の録音を交渉し、10代の方から70代の方々に協力していただきました。 また、事前にフランス語を履修している日本人生徒79人にも日本やフランスのアニメなどのアンケートに協力していただきました。

質問内容
まず訪問した7店舗のお店の方には、
の4つを質問しました。 路上アンケートでは、
という質問をし、答えていただきました。
加えてフランス語を履修している日本人生徒たちには、
というアンケートを行いました。

調査結果

まず、7店舗の店員さん方の答えをまとめると、

という結果になりました。
どの作品が人気か、という質問はどの店舗もドラゴンボールとワンピースのみあげられたので、この2作品がフランスで圧倒的人気があることが分かりました。またその他にも新作のボルトでも人気を集めるナルトや現在次期アニメ制作中であるワンパンマン、僕のヒーローアカデミアがよく売れているということが分かりました。

次に路上アンケートの答えで、 日本のアニメを知っているかどうかの質問に対しての結果はこのようになりました。


フランス語での回答


英語での回答

/ 知っていると答えられた方々20人の年齢層は10代~70代まで幅広かったです。そして、はじめに聞いた質問で日本のアニメを知っていると答えた人の内容をまとめると、
という結果でした。

次に知らないと答えられた方々10人の年齢層も10代~70代まで幅広かったので、日本のアニメを知っているか、知らないかは現代で年齢は特に関係がないことが分かりました。そして、アンケートは、
  こういった結果となりました。
ここで注目したいのは日本のアニメを知らないと答えた方の子供の頃見たり読んだりしていたものの回答です。なんと、日本の作品をあげられたのです。この回答から彼らはその作品が日本の作品ではない、つまり自国の作品であるという認識であったということが分かります。下調べでも述べたように、フランスの人たちは小さいころから日常的に日本のアニメを見ておりそれが当たり前になっているためそれらの作品が日本のものとは分からず自国のものであるという誤認が生まれたということが分かりました。しかし日常的にアニメがあったからといって日本の作品と分からないものなのか?と思い、その疑問に対しキャラクターたちが日本語を話していないからではないか?という考えを出しました。そしてそのことを調査した結果こういった記事を見つけました。

「フランスでは吹替えが主流、と言われるようになった背景には、フランス人の英語力の欠如が関係していると言われている。実際EF EPI (英語能力指数)による調査で、“欧州27国中24番目”という決して誇れたものではない研究結果も出ており、本人たちもそれを自覚しているようだ。そして、驚くべき歴史も『Le Doublage et ses métiers(吹替とその職業)』の著者ティエリー・ルヌーベル氏により語られた。「勢力を増したアメリカ・ハリウッド映画が進出してきた1949年、フランスは“外国映画はすべて吹替なければならない”という法律を作ってしまった。こういった閉鎖的な歴史があったことも事実だ」。その結果、VO(Version Original)、いわゆる字幕版は“フランス文化ではない”とされ、約10年間世間の目に触れることはなかった。」(indie TOKYO)

このことから、日本アニメが人気になった1970年代にはすでに法律によって“吹き替えが当たり前”という状況になっていたということが確定され、私たちの予測が当たっていたということが分かりました。テレビをつけ、キャラクターたちが自国の言語を話していたのであれば、子供たちが外国の作品だと思うことはまずないでしょう。
こういったことから、昔、日本アニメが遠い異国の地へ渡り、現在ここまで浸透し、その地の日常となっているこの現状はもはや何か国と国との境目を越えられたように感じます。
また、フランスと日本の漫画やアニメを調査するうえで私たちがフランスの作品がどのようなものかを全く理解できていなかったらフランスの作品の良さを伝えることが出来ないので、フランスの作品を手に取って見てみました。その作品名は『KIRIKU』と『王と鳥』というものです。初めてフランスの作品を見てみて、日本のものと比べ、色を多様に使うというよりは同色でまとめられ、リアル感を出すのではなく、1つ1つが絵のように芸術的であると感じました。またKIRIKUのフランス人監督のコメントにより日本の作品は“どうして?”という問いにすぐ“答えを出す”というパターンが多いのに対し、フランスの作品は“どうして?”という問いに、“答えを出さない”という特徴があるということが分かりました。その理由として、なぜ?という問題を明らかにして、それを解決するためにどういった筋道をふんでいかなくてはいけないかということを自分で考えさせることを重要視しているからとのことでした。このような細かいことにもやはり国特有の違いが生まれて興味深いなと感じました。

次に、日本人生徒のアンケート結果です。
この結果から、日本人でもアニメを見ていない比率が見ている人よりも高いのに対し、フランスの人たちが日本のアニメを多く見ていることのすごさが分かります。
今もアニメを見ていると答えた日本人生徒たちの見ているアニメランキングは1位ワンピース 2位コナン、クレヨンしんちゃん 3位ドラえもんでした。
現在は見ていないが子供の頃見ていたという人たちで人気の作品は
でした。 日本人が思う日本アニメのいいところとしては
という結果でした。
アニメを見るようになったきっかけとしては、家族や友達の影響、小さいころから見てきたからという理由が多かったです。
また、アニメを見ない人たちは現在、世界の果てまでイッテQやしゃべくり007などのバラエティー番組を多く見ているようです。
フランスの作品を知っているかという質問には不明者以外全員知らないという結果でした。
あらためて外国に日本のアニメが広く知られていることのすごさを実感しました。

考察

調査結果から、日本のアニメを見ているかどうかはこのようになりました。

日本人でさえ自国の作品を知らない、見ていない人が多いにもかかわらず遠い異国の地でこれほど認知度があるのにはやはり日本の作品にフランスの作品とはまた違った魅力的な部分が多いからではないかと思います。

下調べや調査結果からも挙げてきましたが、特に人を惹きつけるものとしてやはり日本の作品は絵のリアル的美しさ、豊かなストーリー性であると考えます。なぜなら、漫画やアニメで一番に気にするもの、それは自分の好きな絵柄かどうかだと思うからです。そして絵柄で気に入ったものを見、そこから人の心をつかむのはどれだけ人をその物語の中に引き込めるかというストーリー性だと思います。この2点がフランスの作品との違いを大きくするものであり、“違い”に人は惹きつけられるのだと思います。実際にフランスの人たちの口からも日本の作品の良さとしてそれらをあげられてますし、日本人生徒もそれらをあげているので少なからずこの2点が日本作品がここまで人気になった理由だと考えます。
またこれら以外にも日本ならではの作品が人気の秘訣だと思います。それはやはりJAPANESE文化である、忍者や侍です。日本のアニメを見ていないと答えたフランス人の人たちも日本のイメージとして挙げてあるほど日本といえば思いつくのがこれらだと思います。そしてこれらを題材としているアニメは実際に海外でも大きく話題となっているのでこうしたいくつかのポイントがよかったのだと思います。

調査結果から、日本の作品とフランスの作品、どちらを多く見るか、またどのような違いを感じますかという問いでフランスの人たちはほとんどの方が日本のアニメを見ると答えられ、その理由として日本の作品が優れているからフランスには大人向けのシリーズがないからとのことでした。そして興味深いものが、フランスのアニメは日本のアニメに大きく影響されているので、昔は確かに違いがあったが今はその違いが徐々になくなってきている、という回答です。遠い異国の地で当然感じ方や文化は違うのにもかかわらず“アニメ”という共通のもので影響を受け、違いがなくなってきていることに感動しました。そして、このことについてもっと知りたいと思うようになりました。

そんな時、フランス語の授業でフランスの漫画である“ラディアン”という作品を知りました。この作品の原作者であるフランス人のトニー・ヴァレントさんは日本漫画が大好きで大きく影響を受け、自身の漫画に日本のスタイルを大胆に取り入れられたそうで、2013年にフランスで描き始めて大人気を博していらっしゃいます。そしてこの作品が2018年8月、これまでに「暗殺教室」や「ダンガンロンパ」などを手掛けられた日本人実力派クリエーターたちによってアニメ化がされました。フランスの漫画を日本でアニメーションとして作成されることは史上初だそうで、フランスでも話題になっているようです。日本の作品に影響を受けて作られた作品だということでこの“ラディアン”という作品にとても興味をもっていたところ、福岡県北九州小倉北区で北九州ポップカルチャーフェスティバル2018という企画にトニーさんとこの作品を推している人の1人であり、トニーさんが影響を受けた作品の一つである『ワンパンマン』を手掛けていらっしゃる村田雄介さんとのトークショーがあることを知り、そこへ実際に行ってとても興味深い話を本人から聞くことが出来ました。(主催、アンスティチュフランセ様より写真転載承認済)
(左:村田雄介さん 右:トニー・ヴァレントさん)
まず、ラディアンは、主人公セトが一人前の魔法使いを目指して旅に出る冒険ファンタジーで、ファノレスという空中にいくつもの大陸や島がある世界が舞台となって、基本的にコミカルに描かれているものの、異なるものに対する「差別」や「排斥」といったシリアスなテーマが込められている物語です。そのストーリーについて、トニーさんの父親はフランス人ではなく、社会的問題を抱えられていたそうです。私たちはバケモノじゃない、認めてほしい、このことを伝えたいとこの作品の1つのテーマにしたいと思われたそうです。これには日本にはない人種問題により移民や様々な文化がより多く交差するフランスの社会を反映されていて、フランスのカルチャーを背負ったトニーさんならではの表現があらわれています。

このように漫画を描くうえで、物語の背景は作者さんが経験したことや人生観がとても反映されるということを聞きました。しかし日本には移民というものがないので親しみを感じられないようですが、トニーさんが影響を受けられた作品の1つである「ナルト」のように“人とは違う”というように表現されているため日本人でも理解できる親しみの持てる作品であると感じました。またこの作品の親しみのもちやすさといえば日本人にとって違和感のない絵柄で、これには海外漫画としての新しい幕開けか!?と感じました。これまではトニーさんが日本の作品に影響を受けられたことを中心に書いてきましたが、その逆も然り、日本では1つの漫画を原作者の方と他にアシスタントさんたちで創り上げていきますが、フランスではアシスタントという人がおらず、日本では何人かで行われている作業を1から全て一人で行うようで、このことに村田先生は信じられない、と嘆声をもらしていました。

このように漫画やアニメという一つの同じ話題で語り、お互いの良いところを言い合うということに、国境を越えた何かを感じました。

結論

お互いのアニメが好きだという共通点からp.communiquonsという企画で、調査をしていくうちに、知らなかったことの多さ、思っていた以上のアニメの影響力の大きさを知り、何度もテーマが変わった結果、現在のタイトルになり、企画を進めてきました。

下調べによって、フランスにはBDという日本でいう漫画のようなものがあり、日本とは仕様が全く違い、美しいフルカラーで保存によいハードカバーであるといったことなどが分かりました。このようにフランスにはフランス独自の素晴らしい漫画やアニメがあるにもかかわらず、なぜ日本のアニメの人気が現在まで持続しているのか?ということに対し、フランスの作品にはない良さがあるからでは?と仮説を立てました。そして調査結果からフランスアニメの良さ、日本アニメの良さを次のようにまとめました。

したがって仮説通り、フランス作品にはフランス作品ならではの良さがあるが、それを超える日本作品の質の良さ、外国人が興味を持ちやすい日本の歴史上の人物である侍や忍者についての物語の新鮮さや意外性に惹かれたということが分かりました。

そして事前に考えていたフランスで人気の日本作品の予想の結果、そして実際の結果はこのようになりました。左側が予想で右側が結果です。
大方予想はあたっていまいたが、アマゾン漫画トップセール1位、Fnacでの売れ筋ランキング2位であるワンパンマンがあげられなかったことに対して少し驚きました。僕のヒーローアカデミアのようにここ数年で人気になった作品もランキング内に入っていますが、昔から人気の作品がやはり変わらず人気であるという印象を受けました。

フランスと日本、互いに遠い異国の地でありながら“漫画・アニメ”という共通の話題によってつながりをもつ。
また、今年はフランス人原作の作品を日本人製作スタッフによってアニメ化という史上初のことを成し遂げた「ラディアン」。 この成功がさらに国外へ向けたアニメ制作を作りやすくし、独自の国ならではの良さによってより面白くなり、今後こうした政策をする人たちが後に続きやすくなると思います。トニーさんの日本の漫画へのリスペクトからできた作品を日本人クリエーターがリスペクトしてアニメ化にする。このように協力してものを作ることが、地球上の歴史のプラスになると思います。

今回この企画に参加したことでフランスの作品を知るきっかけとなり、また実際にフランス人たちの日本に対する声を聴くことができました。
好きなものを話し合う、このことに国境はありません。私たちもフランスの作品を実際に見たり読んだりしたのはこの企画を始めてからですが、現在、とても関心を抱いており、周りにもフランス、そしてフランス作品の良さを発信出来たらなと思います。そしていつか“漫画・アニメ”という共通の話題から国境など関係なく、よりお互いに影響を受け与えるようになることを願います。

参考文献

- 2017 ventes comiques de France Japon, , 2018.6.27 参照
- アニメーションビジネス・ジャーナル, 2017/4/11, , 2018.8.1参照
- アニメーションビジネス・ジャーナル, 2018.6.3, , 2018.8.3参照
- フランス人の国民性と漫画の趣味(Rayer le marquage〜Lecture a partir du classement ! Gout du peuple de France et dessin anime〜), , 2018.5.30 参照
- Impatient d’anime de mercredi 〜Debloquer le charme de la sous-culture du Japon a partir de France〜
- Le Japon est de retablir dans l’anime〜A l’age de fabrication electronique et voitures etrangeres〜
- Classement vente Amazon, « les meilleures ventes en mangas »
- Classement vente FNAC, « Meilleures ventes Mangas » , 2018.8.10 参照
- フランスの吹替え事情, 2018.7.2 参照
- Fanafrance, フランス語ナレーション/吹替え, 2018.8.13 参照
- JETRO, 「世界に広がる日本のアニメー旧作品にも商機あり」France anglais doublee , 2018.7.24 参照
- ゆかしき世界、「世界に広がる日本のアニメ : カタルーニャ独立派クレヨンしんちゃん」Animation au Japon dans le monde entier, , 2018.7.20 参照
- ゆかしき世界、「世界に広がるアニメ。日本人が外国人からナルトを教わる時代」, 2018.6.30 参照
- ダ・ヴィンチニュース、「フランスで日本アニメがヒットした理由―歴史とともに振り返る」, 2018.8.30 参照
- Courrier, 「昔は世界的学者が絶賛」, Si la France est vraiment un consommateur comique, , 2018.9.12 参照 Si la France est vraiment un consommateur comiq

アンスティチュフランセのコメント

この調査は興味深く、読者に歴史的および社会経済的なベンチマークと見通しを提供します。徹底的な研究は、アニメーションの世界に対する2人の学生の共通の情熱によって推進され動機づけられています。その仕事は真剣で、多くの資料に裏付けられた成果が見受けられます。 1年生にはとても大変だったでしょう。沢山の情報と説明があり、本格的な研究作業と言えます。 フランス語のレベルは改善したのではないでしょうか。なぜなら大変勤勉だからです。ホームページ全体を正しいフランス語で訂正するには一日かかってしまうでしょう。作品の一部は正しくフランス語に翻訳されていません。 しかしながら何はともあれ巨大な作業を褒めたいです。新入生にとってはとても励みになります。

P.コミュニコンを終えて

大学に入って初めて学んだフランス語。学んでいくうちにフランスへの興味が湧いてきてこの企画に参加することを決めました。予想以上の大変さとフランス語の難しさに悩まされながらも研究を進めていくうちに知識が高まっていき、より知りたいと熱中するようになりました。フランスへ行く前も行ってからもすべきことは多くて勉学との両立などに少し苦労しました。しかし得られたものは大きく、この企画に参加させていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。また、この企画を進めるにあたって、多くの方にご協力いただきました。特にアンスティチュ・フランセの方には私たちのつたないフランス語の修正だけでなくこの企画を見守り、あたたかいコメントも送ってくださいました。この企画を支えてくださった方々に心から感謝申しあげます。

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