フランスは多くのブランドの発祥地である。
現在、日本の大学でブランドの物を使っている学生は珍しくないのでフランスの若者と日本の若者はブランドに対してこだわりがあるかどうかを調べたい。
今回は、日本の大学の学生やフランスの学生にアンケート調査を行い、ブランドを使うかどうかを調査する。
このアンケートで指すブランドはシャネルやルイ・ヴィトンなどのフランスの高級ブランドである。

アンケートを実施している前に対象者にもブランドはフランスの高級ブランドに限ると説明した。日本では、７月に西南学院大学のフランスモード研究を履修している生徒50名にアンケート調査を行った。8月末にフランスのパリでフランス人の学生に街頭調査を行った。調査対象者は30名である。アンケート調査の前に立てた仮説としては日本の学生は高級ブランドにこだわり、フランスの学生は高級ブランドにこだわらないと考えた。

１、あなたは普段高級ブランドを使いますか？
２、どんな商品を使いますか
３、好きなブランドは何ですか
４、普段、ブランドを自分のお金を買うのか、それともプレゼントして貰っているのか
５、自国のブラントと外国のブランドどっちが好きですか？

調査方法

渡航日：2017年８月５日ー９月４日
調査実施日：８月２７日ー９月１日
渡航場所：パリ
調査内容：博物館訪問、アンケート
調査場所：香水博物館、ルイ・ヴィトン美術館、パリ装飾美術館
アンケート実施場所：
リュクサンブール公園、国際大学都市、パリ装飾美術館前

アンケート①

1問目 あなたは普段高級ブランドを使いますか？

日本
はい　→　36％ 　　　　　　　
いいえ　→　64％ フランスの若者 　　　　　　　　　　　
はい　→　75％ 　　　　　　　　　　　
いいえ　→　25％

アンケート②

２問目　どんな商品を使いますか？

日本
48％　→　化粧品
16％　→　バック
23％　→　財布
6％　→　アクセサリー
フランス
30％　→　化粧品
14％　→　バック
14％　→　ジュエリー
18％　→　服
8％　→　時計 　　　　　　　　　　　　　

このアンケートで両国ともブランドの化粧品やバックの使用率が高いと考えられる。 だが、フランスの若者はジュエリーや服などのブランド品も使っている。日本の若者が使用しているブランド品は高級ブランドの中で、 財布やアクセサリーなどの安めな品物を買う人が多いと考えられる。

アンケート③

３問目は好きなフランスのブランドについて聞きました。 両国の若者の好きなブランドのランキングは

１位　シャネル
２位　ディオール
３位　ルイ・ヴィトン（日本）　YSL（フランス）

アンケート④

なぜ、若者はブランドを使えるのかを知りたかったので、「普段、ブランドを自分のお金を買うのか、それともプレゼントして貰っているのか」を聞きました。

日本の若者
40％　→　自分のお金で
60％　→　プレゼントとして

フランスの若者
75％　→　自分のお金で
25％　→　プレゼントとして

アンケート⑤

フランスは自国のブランドが多いので、これを機に、フランスの若者に自国のブラントと外国のブランドどっちが好きなのかを聞いてみました。

44％　フランス産のみ
33％　どっちも好き
22％　外国のブランド

考察

仮説と違ってフランスの若者は日本の若者よりもブランドが好き。 両国とも化粧品が主である。さらにフランスの若者はジュエリーのブランドも使用する。 日本はフランスと違って、ブランドをプレゼントとしてもらうことが多く、フランスは自分のお金で買うことが多い。両国ともブランド品が高いから使わない人も多い。