フランス人にとってのシャンパンとは?

メンバー紹介

原田奈々
西南学院大学
フランス語専攻3年

山嵜瑛里奈
西南学院大学
フランス語専攻3年

井田葵
西南学院大学
フランス語専攻3年

寺岡莉世
西南学院大学
フランス語専攻3年

テーマを選んだ理由

今回わたしたちはシャンパンをテーマとして選びました。 このテーマを選んだ理由は、 シャンパンという名称がフランスのシャンパン=アルデンヌ地域圏で 取れたぶどうのみを使ってつくられたスパークリングワインのみに 用いられるものであるということを知って、 フランスのシャンパン文化に興味を持ち、 フランス人にとってシャンパンはどのような存在かを調査したかったからです。

滞在期間・訪問先

11月1日 Paris
11月2日-4日 Reims, Épernay
11月4日-8日 Paris


Reims: フランス、シャンパーニュ=アルデン
シャンパン醸造の一大中心地

Épernay: Moet et chandonを始め、大小たくさんのメゾンが並ぶ。
“Avenue de champagne”街はシャンパン製造に使われるブドウの畑で囲まれている。

シャンパンのブランド紹介

Moët et Chandon

モエシャンドンはフランスの世界有数のシャンパン製造会社である。創業年は1743年、LVMHグループに属し、傘下に最高級シャンパンとして有名なドンペリニオンを有する。毎年200万ケース以上のシャンパンを出荷している。

G.H.Mumm

G.H.Mummのシャンパンは、F1の表彰式のシャンパンファイトで使用されている。 繊細で優れたバランスのシャンパンは、成功を祝うシャンパンとして定番である。

1827年、ランスにてドイツのランス一族によって創業された名門メゾンとして、 栽培から醸造まで一貫した管理のもと、最高品質のシャンパンを生み出している。

MERCIER

1858年創業、1970年にモエシャンドンに買収された。 パリの日常的シャンパンとしてフランス国内消費量が多い。 初代ウジェーヌ・メルシエは高い品質を維持しながら、 多くの人が手の届く範囲で楽しめるシャンパンを作ることに専念していた。

またカーヴの中も働く人や見学に来る人が楽しめるように、 とディズニーランドをつくった会社にお願いしてテーマパークのように仕上げた。

調査目的

フランス人にとって、シャンパンとはどのような存在なのかを調べる。

調査方法

フランスのシャンパーニュ地方、ランスとエペルネに行き、シャンパンについての街頭アンケート調査を行った。
また、フランス、エペルネにてシャンパンメーカーのカーヴを見学した。(Moet et Chandon, G.H.Mumm, MERCIER)

アンケート調査内容

①どんな時にシャンパンを飲みますか?
②好きなシャンパンメーカーはありますか?
③普段買うシャンパンの値段はいくらぐらいですか?
④シャンパンはどのくらいの頻度で買いますか?
⑤一回の買い物で何本買いますか?

調査結果

①どんな時にシャンパンを飲みますか?

お祝い、記念日、結婚式
友人や家族と一緒のとき
仕事のあと、クリスマス
嬉しいことがあったとき
子供達が帰ってきたとき
友人の家に行くとき
食前酒として
毎週末、いつも、頻繁に!

②好きなシャンパンメーカーはありますか?

はい
Moet et Chandon
POMMERY
Palmer&Co
Louis Roederer
Kriter
Ruinart

いいえ
全て好き
小さなメゾンのもの

③普段買うシャンパンの値段はいくらぐらいですか?

12€〜70€
(1300円〜8000円程度)

シャンパーニュ地方の人々は 日常生活では比較的安いシャンパンを飲む傾向にあり、
シャンパーニュ地方外の人は高いものを時々買う傾向がある

④シャンパンはどのくらいの頻度で買いますか?

平均      8.5回
一番多い人   50回
一番少ない人   2回

⑤一回の買い物で何本買いますか?

平均    10.85本
一番多い人   30本
一番少ない人   2本

参考資料

エペルネ在住の日本人へのインタビュー

① 人が集まったとき
  毎日

② Moet et chandon
  RM (Recoltant  Manipulant)

③ 30€、20€〜40€

④ 5回、20回

⑤ 3本、6本

まとめ・感想

アンケートの結果から、シャンパンは記念日や結婚式などお祝い事には欠かせない存在であることがわかった。
また毎週末必ず飲むという人や、記念日などに関係なくいつも飲んでいるという人もいたことから、 フランス人はシャンパンを日常的に飲んでいる人が多いということがわかった。
また、一人一人が自分の好きなシャンパンメーカーを持っていて、 モエシャンドンのような大きな会社だけではなく、 私たちが知らなかった小さなメーカーのシャンパンが好きという人もいて、 今まで知らなかったシャンパンメーカーを知ることができた。
日本人はシャンパン=高いというイメージを持ちがちだが、 フランス人は安価なシャンパンをたくさん買うスタイルでシャンパンを楽しんでいて、 日本人よりもシャンパンを身近な存在としてとらえていることがわかった。

フォトギャラリー

アンスティチュの方のコメント

プレゼンテーションに用いてる写真はとても美しく、プレゼンテーションは非常 にはっきりしていますが、
導入におけるproblematization(問題点)に欠如があり ます。
あなた達のアプローチは何ですか?フランスのシャンパンの消費、シャン パーニュの偉大なワイン?また、あなた達は、いくつかの結びの言葉を追加した ほうが良いでしょう。あなた達の個人的な意見は何ですか?
価格以外のシャンパ ン、日本とフランスの間の違いは、そこにありましたか?
あなた達はフランスの シャンパンが好きでしたし、どのようにそれを説明するのが良いのでしょうか。
これは、多くの有名なワイナリーを訪問して素晴らしいです、十分に文書化でき るような調査です。