ナス科

キダチタバコ/からしNicotiana glauca

キダチタバコ/からし

ナス科

キダチタバコ/からし Nicotiana glauca

  • 英語/tree tobacco
  • 花期/4~7月
  • マップエリア/エリアA

 更に、イエスは言われた。「神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。それは、からし種のようなものである。土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る。」(マルコ4:30-32)

 キダチタバコは、その種子が微粒で、成長が早いこと、その枝に鳥がとまること等、イエスのたとえ話に符合することから、現地のガイドが「からし種(の木)」と説明するようになった。南米原産であり、イエスの時代以後に聖書の地に移入されたものである。(廣部千恵子『新 聖書植物図鑑』, 136参照)展示植物はイスラエル自生の種子から栽培されたものである。キダチタバコの種は大学博物館の展示コーナーで見ることができる。

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