イラクサ科

ウルチカ ウネンス/いらくさUrtica unens

ウルチカ ウネンス/いらくさ

イラクサ科

ウルチカ ウネンス/いらくさ Urtica unens

  • 英語/small nettle
  • 花期/4~5月
  • マップエリア/エリアE

 《口語訳》 灌木の中にいななき、いらくさの下に押し合う。(ヨブ30:7)

 《新共同訳》 茨の間で野ろばのようにいななきあざみの下に群がり合っていた。(ヨブ30:7)

 「ハルール」(ヘブライ語)を『聖書』(口語訳)は「いらくさ」と訳しているが、『聖書 新共同訳』は、これを「あざみ」と訳している。イラクサには蟻酸を含む刺毛があり、触るとチクチクする。特にこの種は赤い炎症を引き起こすので、接触しないように注意が必要である。ウルチカ・ウネンス Urtica unens は世界各地に分布しているが、日本のイラクサとは別種である。イスラエルで見られるイラクサは Urtica pilulifera である。(廣部千恵子『新 聖書植物図鑑』、42参照)

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