心理学科カレンダー

WHO版 PFA研修体験記 その2 〜T.Sくん〜

 私は最初PFAに関する知識が全くない状態から、小川先生のお声掛けにより、事務局を務めることになりました。また、事務局という仕事も始めてだったので、最初は何をすれば良いかなかなかイメージがつきませんでした。

 

  そんな中、事務局のみんなでPFAについて調べたり、実際に講座に参加した経験を聞き、話し合いをしていくいったりすることで、なんとなくPFAのイメージを掴み、今年の講座はどのような講座にしたいかというテーマを考えていきました。今回の講座のテーマは学生だけでなく、幅広い年齢、立場の人達が一緒にPFAを学ぶというテーマでした。災害が起こった際には、様々な人と協力することが大切であり、同じ講座でも自分と違う立場の人の意見を聞くことで、さらなる学びに繋がるはずとの考えからです。このテーマにそって、PFA講座当日までの工程表を作成しました。本番までの時間を逆算し、事務局メンバーそれぞれのタスクを行動単位で洗い出していくことで、少しずつ開催までの見通しが具体的なものになって来ました。

 

   しかし、実際には、一般の人を集めるということは中々難しかったり、思うように作業が進まなかったりと想像以上に時間がかかりました。なにか1つのプロジェクトを成功させるには、想像以上の時間とハプニングが起こりうることを学びました。だからこそ、それを想定して時間を逆算し、具体的に先を見据えていくこと、メンバーでちゃんと顔を合わせて話し合いをすること、定期的に連絡をとり、それぞれのメンバーがいまどういう状態でいるのかを全員が把握しておくこと、そして、そのプロジェクト全体のテーマや本質を忘れないことが大切であると思いました。

 

 

 また、PFA講座当日は、事務局の仕事をしながら講座にも参加させていただきました。何よりロールプレイを通した学びが自分には大きかったです。実際に緊急時を想定し、誰かを援助するために、自分になにができるのか。いざなにも知らない状態で、援助をしようとしてもなかなか難しく、自分がそのような援助を迫られる際にどんな状態になるのかということを身にしみて体験できました。教科書や先生から一方的に学ぶのではなく、それぞれ立場の違う学ぶ者同士が試行錯誤しながら、PFAの活動原則に基づいて何をするべきかを考えていくというのはとてもいい経験でした。また、休憩時間であっても、学生や社会人の方々が一緒に交流している様子がよく見られ、今回、多様性というテーマをもってプロジェクトを進めて本当によかったと感じました。大変なことも多々ありましたが、事務局を通した学び、講座の中での学び、どちらも自分にとってとても貴重なものになったと思います。そして、自分と今回の講座に参加してくれた皆さんが、もしなにか起きた時に今回の学びを思い出し、少しでも誰かを救うことが手助けができることを心から願っています。(3年小川ゼミ)

『消費者行動分析実習』から連携企業との共同研究へ

3年次後期の『消費者行動分析実習』は、学生がこれまで学んだ心理学の専門知識と研究手法をもとに、企業から提示された課題をグループで分析し、解決策を考え、提案する授業です。

2020年度は、株式会社NTTデータ経営研究所 ニューロイノベーションユニットとの連携のもと、3つのグループが『コロナ禍における行動変容施策』に取り組みました。

昨今の新型コロナウイルス感染症に伴い、私たちの周辺環境は一変しました。物資や移動の面で大きな制約が生じた結果、企業や自治体等の組織で収益が低下したり、消費者においても従来に無い不便を強いられたりしています。
では、それらのコロナ禍に伴う諸課題に対し、どのようなシステムを作れば消費者の生活をより快適なものに導けるのか?…この問題について、消費者(あるいはより広くヒト)の心理・行動の特性という観点から、各グループがそれぞれ解決策を検討し、1月末の最終報告会で施策として提案しました。

その結果、「オンラインでの話し合いはなぜやりにくいのか?」という、まさに学生自身も抱える課題の解決策が、NTTデータ経営研究所から共同研究のお話をいただくほど評価されました。

「オンラインでの話し合いでは、私たちの目(視線)は対面での話し合いでは生じないような動き方をしているはず」

「それがオンラインでの話し合いのやりにくさ、ひいては話し合いの質低下を招いているのではないか」

「であれば、オンラインコミュニケーションツールに視線が○○となるような機能を付加すれば、話し合いの質向上につながるはず」

という学生たちの洞察と提案が、実ビジネス上の有効な施策になりうると評価されたわけです。

これから3月末までの期間、学生たちは有志にて連携企業と協議を重ね、関連論文を読み込み、自分たちが提案した施策を精緻化し、その効果を測るための実験・調査を立案、遂行していきます。企業はもちろんのこと、消費者そして社会全体の利益に資するよう、さらに取り組みを進めていきます。

     連携企業との協議(個人情報保護等の関係からぼかしています)

2021/02/02

2020年度 卒業研究

1月12日は卒業研究の提出、そして本日1月29日は4年生の卒業研究の要約の提出締切でした。
卒業研究関連の提出物は、これで全てです。お疲れ様でした。

卒業研究の要約は、提出者全員分をまとめてお渡しする予定です。
完成まで、しばらくお待ちください。

4年間心理学を学び、その最終的な成果物として自分が「面白い」と思える心理学的現象を納得できるところまで探究できたでしょうか。

今後、またこうして論文を書く機会のある人は一握りだと思いますが、論文を書くまでに経験した様々なこと、
たとえば・・・

・「あたりまえ」と思っていた心理学的な現象に疑問を持つこと
・その疑問に対して仮説を立てること
・その仮説を検証する方法を考えること
・実際にその方法を実施すること
・得られた結果を他の人もわかるように言語化し、共有すること

・・・挙げていけばきりがありませんが、これらのことは、きっと皆さんのこれからの人生に役に立つはずです。
経験や知識は皆さんの中にきちんと蓄積され、いざというときの助けになることと思います。



2021/01/29

2020年度 卒業研究発表会

本日、2020年度 卒業研究発表会が行われました。

総勢131名が、口頭発表やポスター発表を行いました。 例年は、1つの大きな会場に一同が介して行われますが、今年度は会場を細分化して行われました。 実際に大学に来るのは4年生のみで、3年生以下の学生はオンラインで発表を聞きました。

4年生は、自分の研究を他の人に説明することを通して、改めて自分の研究の面白さや、伝えたいことに気が付くということも多かったのではないかと思います。 口頭試問や、他の参加者との質疑応答を経て、改善点なども発見できたことでしょう。

それと同時に、他の人の研究発表を見たり、質問することによって、自分の研究についても今後どのように進めたらよいかのヒントが得られたと思います。

1月12日の卒業論文、卒業研究報告書の提出締め切りまで1か月を切っていますが、残りの時間をかけて、研究をブラッシュアップさせてください!


発表会を陰で支えてくれた1年生、3年生の皆さん、ありがとうございました!

2020/12/14

2020年度 内定者報告会が行われました

本日、2020年度の内定者報告会が行われました。

今年度の就職活動を乗り切った4年生を4名お招きし、皆さん自身のそれぞれの就職活動についてお話しいただきました。

今年は、4月~5月に全国的に緊急事態宣言が出されたことによって、オンライン面接に切り替わった企業が増え、就職活動の在り方も変わったように思われます。
ですが、自己分析をしっかりすること、本学就職課を利用すること、面接前にエントリーシートを読み込むこと、などなど基本的なことは、変わっていなかったということもお話しいただきました。

成功体験のみならず、「あの時もっとこうしておけばよかった」ということまで教えてもらえたのは、これから就活を行う下級生にとって、とても貴重な情報でした。

ご協力いただいた4年生の皆さん、ありがとうございました!

2020/12/11

2020年度 第4回 心理学科主催講演会が開催されました

本日、第4回目の心理学科主催講演会がオンライン形式で開催されました。
今回は、東京成徳大学の石村郁夫先生に、「ポジティブ心理学とセルフ・コンパッション」というテーマで、ご講演いただきました。

突然ですが、つらい、苦しい、という状態に直面したとき、以下に示す1と2のどちらが「ポジティブ」な対処法だと思いますか?

1.「そのことは忘れよう、なんとかなるさ!」と、見て見ぬふりをする。

2.失ったものについて悲しんだり、うまくやれなかったことに対する責任は自分にあると受け入れる。他方で、自分のせいではないことでつらい目にあったときには、自分のせいではないと受け止める。


ご講演の中で、ポジティブ心理学では、「2」を「ポジティブ」と考えると教えていただきました。ポジティブになることで、「自分は次にどうするべきか」を考えることができるわけですね。

ただ、言うは易し、行うは難しです。

なぜなら、物事をネガティブに考えることは、将来失敗しないための重要な戦略でもあるからです。
だからこそ、ポジティブな考え方をするための訓練が必要で、それはある種「筋トレ」のようなものである、というお話は印象的でした(ただし、「合う・合わない」があるので無理は禁物!)。

続いては、「セルフ・コンパッション」に関するお話でした。
Compassionとは、思いやり、深い同情などと訳されることもありますが、共に(com)、苦しむ(pati(ent))という言葉から成り立っています。自他の苦しみに気づき、それを取り除こうと行動することがCompassionであり、それを自分に向けるのがセルフ・コンパッションなのだそうです。

人はネガティブな状態へと陥りやすい生き物ですが、このセルフ・コンパッションを高く保っている人は、そうした状態になるのを防ぐことができる、という先生のご研究を紹介いただきました。
映画の例などを挙げて解説してくださり、とても分かりやすかったですね。

ご講演を通じて、「将来は今の自分の行動によって変えられる」、「思いやりを自分に向けることが大切なんだ」という希望のあるメッセージを受け取ることができました。参加者にとってもこの講演が、自分を大切にするきっかけになったことと思います。

2020/11/27

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