OPEN

2025.12.19

西部ガス提供「実践!仕事塾」学生によるプレゼンテーション発表会を行いました

 商学部では10月から計6回にわたって、キャリア講座・実践!仕事塾「脱炭素をテーマとした『まちづくり』を考えよう!」を実施しました。
 本講座は、西部ガス株式会社の協力のもと、商学部が学生のキャリア選択を支援するために課外講座として開催したものです。第1回から第5回までの講座では、西部ガス株式会社に勤務する本学卒業生が講師・メンターとなり、学生は講義や施設訪問を通じて、エネルギー業界の現状や西部ガスグループの事業について理解を深めました。
 12月11日(木)の最終回では、これまでの講義やフィールドワークの内容を踏まえて、「脱炭素をテーマとした『まちづくり』を考えよう!」というテーマで、学生による新規事業を提案するプレゼンテーションが行われました。プレゼンテーションでは、脱炭素化と地域活性化をテーマにした百道浜でのテーマパーク建設や、西新・百道周辺の観光資源とサイクリングを組み合わせたまちづくり、文化と自然をつなぐ脱炭素型スマートタウンの提案など、各グループが設定した課題に対する具体的な施策が示され、審査員らは熱心に耳を傾けていました。
 西部ガス株式会社執行役員都市リビング開発部長の相川洋氏は、全体の講義を振り返って「脱炭素と地域というコンセプトを軸に、同じ方向を目指して考えを深めてきたことが伝わってきた。3カ月前までは、面識のないメンバー同士で意見の違いもあったと思うが、社会に出るとよくあること。だからこそ、自分の考えを伝える力が大切であり、今回の経験は今後の就職活動でも励みになるはずだ」と講評を述べました。
 また、西部ガスホールディングス株式会社事業開発部長の下坂耕司氏は「今回のプレゼンのように、将来、新規事業のアイデアを実現したいと思ったときは、あきらめずに夢を持ち続けてほしい。技術は日々進歩しており、夢が形になる可能性が大いにある。その過程では困難もあると思うが、周囲の力も借りながら、自分の考えを積極的に発信してほしい」とエールを送りました。
 最後に、西部ガスホールディングス株式会社取締役常務執行役員の前田慶太氏は「難しいテーマだったが、どれも面白いアイデアで大変参考になった。社会は日々変化し、さまざまな現実が見えてくると思うが、変わらないでいることも大事。これから何を学び、どの道に進むのかを、ぜひしっかり考えていただきたい」と総評され、講座は終了しました。