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2025.12.11

【福岡銀行×経済学部提携講座】学生によるグループプレゼンテーションを行いました

 経済学部では、本学学生の銀行業務や金融業界への理解を深め、キャリア選択への意識を高めると同時に、課題解決型学習を通じて、課題解決能力やプレゼンテーション力の向上を図ること目的に、福岡銀行との提携講座を2019年度より開講しており、今年で7年目を迎えます。今年度は9月29日から計6回にわたって講座が実施されました。
 12月1日(月)の最終講義では、福岡大名ガーデンシティ内「GROWTH I」にて、福岡銀行、FFGビジネスコンサルティング、サザエさん商店街通り連合会よりお招きした審査員の前で、4グループによるプレゼンテーションが行われました。テーマは、①「若い世代がサザエさん商店街にあったらいいなと思う・行きたくなる機能、場所、コト」②「天神・博多が観光客等で盛り上がっている中、その次の行先としてサザエさん商店街が選ばれるためにはどんな取り組みがよいか」で、学生たちはアンケート調査結果に基づき、サザエさん商店街へ足を運んでもらう取り組みについて、商店街の特徴や予算計画などのポイントを抑えつつ、学生ならではの視点で提案しました。
 審査員を務めたサザエさん商店街通り連合会会長の川崎慎吾氏は、「各チームが商店街の特性を踏まえ、多様なデータを活用した実現性の高い提案を行っていた。ランニングコストや運営面の視点も的確に取り入れられており、継続的に流入人口を増やす工夫が見られた。今後、我々も商店街の特性を生かした取り組みを進めていきたい」と講評を述べました。
 また、経済学部学部長の尹春志教授は、「最終発表では大きな成長が見られ、アンケート調査や分析を福岡銀行の皆様と伴走しながら積み重ねてきた成果が表れていた。今後は、不足しているスキルを経済学部の授業で補い、経済学と関連する発想や課題を結びつけながら、さらに学びを深めてほしい」と述べました。
 最後に、福岡銀行西新町支店長の鶴律子氏は「学生ならではの柔軟な発想で、商店街の現状を的確に認識し、仮説立証と課題発見に取り組めていた。これらの経験は社会人になるうえで必要なスキルの習得につながったのではないか。DX化が進む社会で、今後もアンテナを高く物事に取り組んでほしい」と講評を述べました。
 受講した学生にとって、実践的な学びの機会となり、また、自身のキャリアを考える貴重な経験となりました。