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2025.12.01

12/8(月)「周縁のVoiceと音楽:紛争地への祈りと旋律」高柴ゼミ_Culture of Integrity プログラム(第6弾)開催

 今年のCulture of Integrity プログラム(第6弾)は、『周縁のVoiceと音楽:紛争地への祈りと旋律』をテーマに、以下のとおり開催いたします。

日時:12月8日(月)17:00~18:00
場所:西南コミュニティセンターホール(地下鉄西新駅3番出口より徒歩5分)
料金:無料・申し込み不要
対象:学生・一般(どなたでも参加できます)

 本プログラムは、法学部国際関係法学科・高柴優貴子教授のゼミ生が主体となって、国際法と世界の様々な紛争を学びながら、価値観や背景の異なる人々が置かれる状況を理解し、国際社会で誠実に行動するためのキーワードであるintegrity (誠実さ、ブレない芯の強さ)をキーワードに、実践的な感覚を育てることを目的にしています。
 今回は、紛争地から発せられる言葉を集めた詩の朗読や、ウクライナやトルコ等の作曲家の音楽の演奏(ピアノ、ギター、フルート他)、(世界初演の)合唱曲に耳を傾けながら、私たちが編集・丁寧にキュレーションを行ったスライドを通じ、今日の生命・明日の夢をつなぐべく懸命に生きる同時代の人々の心に触れる機会を持ちたいと思い、非芸術系学部でありながら、本アートイベントに取り組んできました。
 紛争の多発化・長期化を背景に、国際法の規範的なプレッシャーの力が色褪せる様に見える現在の社会にあって、世界各地で多くの人々が明日をも知れぬ日々を送っています。
 社会や経済が地球規模で結びつく現代、広く私たちの生活のあり方もこうした世界の構造にとって本来無関係であり得ないのに、私たちは我彼を隔てる境界(borders)を自分から作ってしまっているのではないか。そう考えた私たちは、その境界を取り外して、目からの情報が溢れる社会にあって、他人の声や音にもっと真摯に耳を傾ける力を取り戻したい、そして感じたことを人類の問題として街の会話に載せていく力になりたいと考えるに至りました。
 これまでの世界が知らなかった方向に猛スピードで向かう現状を自分ごととして考え、より深いレベルで国際社会への理解を深めるきっかけにしたいと考えています。
 詳細はプログラムをご覧ください。皆様のご参加を心よりお待ちしています。

【お問い合わせ先】
高柴優貴子(西南学院大学法学部教授)
ykktak@seinan-gu.ac.jp