2025.11.27
【心理学科】「キャリア発達心理学」において KBCグループホールディングス株式会社による特別講演を開催
11月19日(水)、心理学科「キャリア発達心理学(担当:柳澤さおり教授)」の授業において、KBCグループホールディングス株式会社より、経営戦略室 兼 地域プロデュース本部の中間雄大氏を招き、「偶然をデザインする力~“好き”と“出会い”がキャリアを動かす~」をテーマに特別講演が行われ、48名の学生が出席しました。中間氏は、これまでに「アサデス」や「Duomo」、天神ビッグバンのプロモーションビデオ制作などを担当。
講演の前半では、自身の学生時代の就職活動を振り返り、当時の就活の軸や就活を通しての学びなどを紹介。中でも、就活中は「内定をもらうこと」などの“手段”が“目的”にすり替わってしまいやすいことに触れ、就活だけでなく授業や仕事においても、「○〇(手段)の結果どうしたいのか」に考え方を転換する必要があると語りました。また、同じ仕事であっても“意味の置き方”によって未来を変えることができるため、「仕事にどのような意味を見出すのか」が重要であると述べました。
後半では、仕事において中間氏の視野を広げるきっかけとなった出来事や、制作者としての原点、社内ベンチャー企業への出向など、現在に至るまでの経験と仕事への考え方の変化について語りました。その中で、かつて福岡市にあった、取材拒否のラーメン店を取材した際のエピソードを紹介し、「会社ではなく、あなただからと言われる仕事をしよう」、「誰のために仕事をするかということが心のエンジンになる」と学生に伝えられました。
講演の終盤では、「キャリアは描いてうまくいくものではなく、出会いや経験など偶然を編集していくことが大切である。そして、そのために必要なことは、偶然をつかむ行動を起こすことだ」と学生にメッセージを贈りました。
今回の講演は、学生にとって自分自身や将来と向き合う際の参考になるとともに、「働く」ということを考える貴重な機会となりました。
KBCグループホールディングス株式会社の中間氏



