2025.11.25
【商学部】「地域金融論」において遠賀信用金庫による特別講演を開催
11月19日(水)、商学部「地域金融論(担当:西田顕生教授)」の授業において、遠賀信用金庫より、井野敬一郎理事長(89年卒、商・経営)、吉田直人氏(24年卒、商・商)、井野口泰史氏(人事研修課次長)、藤山裕子氏(同課長代理)の計4名をお招きし、「信用金庫の地域活性化への取組み」をテーマに特別講演が行われ、約40名の学生が参加しました。
井野理事長による講演では、「スモール イズ ナイス」の言葉に込められた遠賀信用金庫の経営理念について説明がなされたあと、信用金庫が進める地域活性化への取組みが具体例とともに語られました。そのなかでは、信用金庫業界のネットワークなどを活用してビジネスマッチングや創業支援、事業承継支援の強化を進め「地域の中小企業の発展」に努めていること、デジタル化による業務軽減や若手職員育成制度の展開、充実した福利厚生制度の導入によって「希望に満ちた働き甲斐のある職場づくり」に取組んでいることが紹介されました。また講演では「鶏口牛後」の言葉も紹介され、今後社会に出る学生たちに井野理事長から「大きな企業ばかりでなく、例え規模が小さくても、自分の存在感が発揮できる組織の方がやり甲斐を感じる事もある」とのメッセージが贈られました。その後、西田ゼミOBの吉田直人氏から、就職先として信用金庫を選んだ理由や金庫で働く魅力について話がありました。
受講した学生からは「規模の大きな地銀と営業エリアが重なるなかで、地域との密着度や貢献度が高いことが伝わってきた」「信用金庫が地域社会に果たしている役割の大きさと、その取り組みの温かさを改めて理解することが出来た」との感想が寄せられ、実務家から直接話を聞き、信用金庫が地域経済の活性化に果たしている役割について理解を深める貴重な機会となりました。



