2025.10.09
【商学部】「地域金融論」において住友生命保険相互会社による特別講演を開催
10月8日(水)、商学部「地域金融論(担当:西田顕生教授)」の授業において、住友生命保険相互会社より、井手更紗氏(13年卒・商・商)、岩本えり氏(11年卒・商・経営)をお招きし、「一度は受けたい『お金と人生』の授業」と題した特別講演が行われ、約40名の学生が出席しました。
前半では、井手さんによる「ライフプランとお金」に関する講演があり、自身の社会人経験を踏まえたリアルな視点から、ライフプランに沿った資金計画の重要性が語られました。「お金は包丁と同じように、扱い方次第で役立つ場合もあれば、思わぬリスクを伴うこともある」との具体的な解説のもと、お金を手段として捉え、自分の人生設計に照らし合わせて考える必要性を述べられました。その後、学生自身が将来のライフプランを考える時間が設けられ、それぞれの人生設計に合わせた資金繰りを具体的にイメージする機会となりました。学生たちは、将来の目標を意識し、そこから逆算して貯蓄や支出を考えることで、より現実的な計画を描いていました。
後半では、お金と同じくらい人生で大切なものとして「健康」が挙げられ、生命保険を通じた相互扶助の重要性が言及されました。岩本さんより、生命保険の役割や健康寿命を延ばす取り組みの一例として、住友生命の「Vitality」を紹介。この商品は、運動や健康診断などの取り組みをポイント化して評価する仕組みによって、リスクそのものを減らす健康プログラムであり、保険業界でも新しい発想として注目されているものです。学生たちは、楽しみながら健康増進できる仕組みや、日々の生活に取り入れる工夫についても学ぶことができました。
講話の最後には、井手さんから学生たちへ「壁にぶつかっても、思い描いた未来に向かって頑張ってほしい」とメッセージが送られました。参加した学生からは、「今を一生懸命生きていかなければ」、「全力で人生を楽しんでみたい」との感想が寄せられました。
学生たちにとって、今後の人生におけるお金の使い方を主体的に考え、将来に向けた具体的な行動を思い巡らすとともに、生命保険の重要な役割を学ぶ貴重な機会となりました。