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2025.06.30

「学生創発プロジェクト2025」最終審査会を開催~学生主導の社会課題解決に向けた新たな取り組み~

 6月25日(水)、西南コミュニティーセンターにて、「学生創発プロジェクト2025」の最終審査会を開催しました。本プロジェクトは、学生の創造性と知的探究心を支援し、革新的なアイデアの実現を後押しする本学独自の取り組みです。採択団体には上限20万円の活動資金が支援されます。

 当日は、書類審査を通過した7つの学生団体が、「国際社会への貢献」「産業界との連携」「地域社会との連携」「幼保小中高との連携」「その他独自テーマ」の5つのテーマから選択したカテゴリーでプレゼンテーションを実施。 課題解決のアイデアや想い、実現のための資金計画、活動スケジュールなどを熱弁しました。

審査の結果、以下の6団体が採択されました。

・1 DAY PLAN in西新商店街(選択テーマ:地域社会との連携)
西新商店街の魅力を「1日プラン」として紹介するチラシを作成・配布するとともに、地域店舗と共同開発したオリジナルレシピを大学祭で販売。幅広い世代に向けて、西新商店街の魅力を再発見するきっかけを提供する。

・PEERS+(ピアーズプラス)(選択テーマ:地域社会との連携)
学生主体で多様なニーズに応えるピアサポート団体であり、2025年度は①バリアフリーマップの改善と多言語化、②他大学との連携を含む研修会、③心の健康支援(相談窓口やアニマルセラピー企画など)に取り組む。

・Loca-食(まちのご飯案内所)(選択テーマ:地域社会との連携)
学生の食生活課題に寄り添い、西新エリアの手頃な価格で栄養バランスの取れた飲食店やカフェ情報を紹介する情報冊子を学生主体で制作する。また、管理栄養士の監修のもと、宗教的配慮やベジタリアンなど、食の多様なニーズに応じたレシピも紹介する予定。

・福岡県内企業に向けた男性育休取得推進プロジェクト(選択テーマ:地域社会との連携)
男性育休に関する実態調査を通じて制度と現場のギャップを明らかにし、企業の意識改革と制度改善を促進することを目的とした学生主体の取り組み。街頭インタビューや企業へのヒアリングを通じて、制度が機能する社会の実現を目指す。

・「まちごと社員食堂」プロジェクト (選択テーマ:産業界との連携)
西新エリアにおいて地域飲食店と企業をつなぎ、ランチを福利厚生として提供する仕組み(プラットフォーム)を構築・検証する、学生主体の地域連携型サービスを開発する。

・西南イノベーションセンター(仮称)試験導入プロジェクト 〜地域連携型コワーキング×イベント実証〜(選択テーマ:産業界との連携)
学生が社会とつながる挑戦の場を創出し、将来的なイノベーション拠点の常設化を見据えて、大学施設を活用した共創スペースの実証運営を行う実験的な取り組み。

 本プロジェクトは、学生が社会課題を主体的に発見し、解決策を考案・実行する貴重な機会として位置づけられています。採択された6団体の今後の活動が、新たな価値をもたらすことが期待されます。