2025.03.21
2024年度国際文化学部卒業論文表彰制度表彰式を挙行しました
国際文化学部では、世界の多彩さを専門的かつ学際的に研究する国際文化学部での学修の成果を示すため、また創造的な人物を育成するための活動の一環として、2008年度より、学部学生の卒業論文を対象とした「卒業論文表彰制度」を設けています。3月21日(金)の卒業式当日、その表彰式が図書館1階多目的ホールで行われ、最優秀賞、優秀賞、奨励賞を受賞した学生6名が出席しました。
今回で17回目を迎える本制度は、昨年度より審査方式を刷新。学部各コース代表教員による審査を経て、最優秀賞2篇、優秀賞2篇、奨励賞2篇の計6篇が表彰対象論文に選出されました。表彰式では、栗原詩子国際文化学部長が「提出された180篇もの論文を教員は多大なエネルギーを傾けて審査しましたが、受賞論文はその労苦を吹き飛ばすほどの大変すばらしいものでした。皆さんの努力の成果をここに表彰し、“おめでとうございます”と、祝福の言葉を贈ります」と、総評を述べ、受賞者に賞状と記念品を贈呈しました。
最優秀賞を受賞したうちのひとり、永井沙季さん(国際文化学部国際文化学科4年)は、「国際文化学部での学びの集大成となる卒業論文に取り組んだことで、たくさんの学びを得たことはもちろん、より深く、さらに研究したいという気持ちが強くなりました。卒業後は大学院に進学しますが、学部時代の経験を生かして頑張っていきたいと思います。そして最後に、卒論執筆にあたりご指導いただいた山田順先生に感謝の気持ちを伝えたいです」とコメントしました。
受賞された皆さん、おめでとうございます。
以下、2024年度受賞者とその卒業論文のテーマを紹介します。
◆最優秀賞
永井沙季「キリスト教美術における異教図像の受容──「ハデスの扉」にみる来世への祈り」
藤井あき「脚本家・野木亜紀子が目指したもの──『アンナチュラル』と『MIU404』で描くフィクションのなかの“普通”と“日常”」
◆優秀賞
野田夏生「モネの描いた人物画と妻の影響」
工藤馨子「文天祥と正気歌」
◆奨励賞
原田紘暉「日米および世界各都市におけるディズニーパークの歴史とその内容について」
森山愛音「アンデルセン童話『人魚姫』の物語分析──結末に馳せた「宿命」脱却の想い」