2025.02.12
【商学部・藤川ゼミ】日韓研究発表会を開催しました
2月3日、商学部70周年記念事業の一環として、コミュニティセンターで「日韓研究発表会」を開催しました。参加したのは、本学商学部・藤川ゼミの学生13名と、韓国の東国大学・食品産業管理学科の学生12名です。
この発表会は、日韓の学生が研究成果を発表しあい、お互いの国の若者の状況をより深く理解することを目的に企画されました。昨年11月にソウルの東国大学で開催された発表会に続き、今年度2回目の開催となります。
東国大学の学生たちは、日本酒の海外展開をベンチマークとした韓国伝統酒のグローバル化、大規模な卸売市場である「可楽市場」の合理化・効率化、健康志向を追い風に成長する食品企業「Lala sweet」の成長戦略などを紹介しました。これに対して、藤川ゼミでは、成長を続ける地方都市福岡と若者文化や「無印良品」による韓国におけるブランド・コンセプトの徹底などを報告しました。
(1) Lee Seungmi・Yoo Hyeongchan・Kim Ryeowon・Shin Eunhui
:「ロコノミー」韓国酒のマーケティング戦略-日本酒のベンチマークを通して
(2) Ji SeoJin・Park Hyungjoon・Kang Hyemin・Hyun Woo
:韓国における農産物卸売市場の運営と農産物マーケティング-可楽市場をケースとして
(3) Son Youngbin・Moon Suhyeon・Seok Minji・Bae Junsung
:韓国における「ヘルシー・プレジャー」とLala sweetの成長
(4)伊藤はな・大庭光・齊藤智広:日本の地方都市における地域経済と若者文化
(5)稲益朋実
:小売業国際展開におけるコンセプトの徹底-無印良品、「感じ良い」生活のための「これでいい」をケースとして-
日韓の学生たちは、発表後の質疑応答で英語・韓国語・日本語を使いながら意見を交換しました。そのなかで、研究内容や今後の課題を確認し、日本と韓国のビジネス環境の共通点や違いを発見しました。こうした対話を通じて、教室の授業だけでは得られない貴重な学びを体験することができました。