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2025.02.10

経営分析研究会(商学部・原口ゼミ)主催による「第2回九州経営分析カンファレンス」を開催しました

 2月2日(日)、原口ゼミ(商学部・原口健太郎准教授、公認会計士)主催による「第2回九州経営分析カンファレンス」を日本公認会計士協会北部九州会にて開催しました。 
 このカンファレンスは、学生が若手の公認会計士試験合格者(準会員会)の助言を得ながら経営分析を行い、北部九州会で役員を務める公認会計士へのプレゼンテーションを通じて一層のスキルアップを図ることを目的としており、さらに長期的には会計人育成による経済社会の発展や実務界と学界との知見共有の実現を目指しています。趣旨に賛同いただいた北部九州会・準会員会と原口ゼミとの協力により昨年度から開催しています。
 当日は、経営分析論を専攻する原口ゼミの学生が、九州の企業を対象として経営分析や戦略立案に挑戦しました。発表と質疑の後に、北部九州会の宮本義三会長、伊藤次男副会長、黒岩延峰副会長、田邊晴康副会長から講評をいただき、2年生によるジュニアセッションの発表「久光製薬とロート製薬の財務分析及び比較」に対して奨励賞、3年生による研究発表セッションの発表「西鉄グローバルビジョン―海外不動産事業の可能性―」に対して最優秀賞が授与されました。
 最優秀賞を受賞したチームのリーダーを務めた深川ナナカさん(商学部商学科3年)は、「戦略について、仮説と検証を繰り返しながら論理的に分かりやすく伝えることに注力し、その結果、講評で論理性を評価していただけたことがとてもうれしかった。また、戦略における収支計算など、知識があっても実践では思うように進まない場面が多く、そのギャップを埋める難しさが特に印象に残っている。原口先生やメンター、レビュアーの方々の助言をもとに、チームで課題を一つずつひもといていく過程は学びが多く、貴重な経験になった。このような機会をいただけたことに感謝するとともに、カンファレンスでの学びを生かし、今後も会計についての理解を深めていきたい」と感想を語りました。
 また、本カンファレンスを企画した原口准教授は「真摯に取り組んだ学生の努力が会計プロフェッションの皆様の評価の対象となり、大変うれしく思っている。今後も引き続き、実務家の皆様と力を合わせて会計人の育成に注力したい」と述べました。