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2025.01.16

【経済学部】学部60周年記念講演会「経済ニュースって面白い!メディアの最前線から」を開催

 1月10日(金)、経済学部は学部創設60周年を記念し、「経済ニュースって面白い!メディアの最前線から」と題した講演会を4号館203教室で開催しました。同講演会は、講師にテレビ東京キャスターの片渕茜氏(文学部外国語学科英語専攻卒)、司会に元日本テレビアナウンサーで現在フリーアナウンサーの尾崎里紗氏(経済学部国際経済学科卒)を迎え、経済ニュースや新聞の経済欄への関心を深め、講義で学ぶ経済学を、現実感をもって考える契機とすることを目的に開催。400名を超える学生・教職員が参加しました。
 第一部では、片渕氏がテレビ東京「Newsモーニングサテライト」の生放送の裏側や、最新の経済動向について講演。特に円安の要因について、外資系デジタルサービスへの支払いによるデジタル赤字、外資系コンサルティング企業の台頭、日本人の外国株投資の増加など、身近な経済活動と関連付け、分かりやすく解説しました。片渕氏は「日々の生活とマクロ経済はつながっており、経済への全体観を持つことでマネーのダイナミズムを感じることができる」と、経済学習の意義を強調しました。
 第二部では、テレビ東京内定者の山口愛華さん(経済学部国際経済学科4年)も加わり、「進路としてのマスメディア」をテーマに座談会を実施。キャンパス周辺がテレビ局をはじめとするメディアに囲まれている本学の利点などに触れつつ、メディアを目指したきっかけや就職活動、業界の実態について率直に語り合いました。「入社後に環境が合わないと感じても少し頑張ると状況が変わることもあるので、もう一踏ん張りしてみることも大切」(尾崎氏)など、学生たちへの具体的なアドバイスも送られました。
 学生との質疑応答では、片渕氏が「相手の話をよく聞き、相手のことをよく知ることが重要」とトークスキル向上のコツを伝授。「学生時代にしかできないこと、興味のあることに挑戦し、行動に移してほしい」と、在学生へエールを送りました。
 今回の講演会は、経済学の実践的な応用例を学ぶとともに、メディア業界への興味関心が深まる貴重な機会となりました。経済学部は、今後も多彩な学びの機会を通じて学生のキャリア形成を後押しし、次代を担う人材の育成に一層注力してまいります。