2024.11.12
社会福祉学科・河谷ゼミ×西南学院中学校・高等学校連携講座「ともに生きる」が行われました
11月7日、西南学院中学校・高等学校の教室にて、人間科学部社会福祉学科の河谷はるみゼミの学生と西南学院中学校の生徒による連携講座が行われました。この講座は昨年度から社会福祉学科・河谷ゼミの活動の一環で、西南学院中学校・高等学校の人権・「同和」教育の一つとして中学校・高等学校と大学が連携講座として実施しています。
連携講座では、「ともに生きる」というテーマのもと社会福祉を専門に学ぶ学生らを中心に企画・運営され、西南学院中学校・高等学校の卒業生の野田周佑さん(人・社福4年)による「こころのバリアフリー」と題した講演が行われました。野田さんは生まれつき首から下に麻痺があり、講演では障がい者の視点から自身が過ごした中学校や高校時代の話や現在の学生生活について紹介。また、野田さんは「障がいのある人と接する際は、障がいを知ろうとすることが大切であり、『できない』の前に『どうすればできるか』を考えてほしい」と語り、生徒らは野田さんの話に熱心に耳を傾けていました。次に安武奈月海さん(人・社福4年)がアイマスク体験の説明を行い、生徒と学生がペアになりアイマスク体験をしました。最後に春岡茉奈さん(人・社福4年)による「白杖」についての講演が行われました。
交流会に参加した生徒からは「目が見えないことは大変だろうなと思ってはいたが、アイマスク体験で身をもって体験して、改めて目の見えない人の気持ちが理解できました」「白杖SOSのことは知らかったので、勉強になりました」「目が見えない方への支援として、具体的な声かけが大事だと思いました」といった感想が寄せられました。また、交流会の企画・運営に携わった春岡茉奈さんは「連携講座を通じて、想像以上に中学生に”福祉”の考えが行き届いていることが分かり、連携講座を開催した意義がありました。この取り組みは来年以降も続けていってほしいです」と、学校の枠を超えて交流が深まったとともに、双方で福祉の学びを深める機会となりました。
中学生に向けて講演する野田さん
アイマスク体験の様子
連携講座のふりかえり