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2024.05.22

【社会福祉学科】社会保障論Ⅰにおいて都市再生機構(UR)による特別講義を実施しました

 5月21日(火)、2号館201教室にて、独立行政法人都市再生機構(UR)岡真由美氏を招き、特別講義を開催しました。この特別講義は社会福祉学科の社会保障論Ⅰ(担当教員:河谷はるみ)の授業において実施され、URの事業概要や事例紹介を通して、UR賃貸住宅における地域医療福祉拠点化の取組みについて学生の理解を深めることを目的としています。

 講義では、UR都市機構の概要や業務内容に加え、多様な世代が生き生きと暮らし続けられる住まい・まちを目指すための取り組み「地域医療福祉拠点化」について、団地の高齢化が進む中で高齢者等多様な世代に対応した居住環境をどのように整備推進しているか、事例をもとに説明がなされました。その後、URが課題としている高齢者の外出機会創出としてどのようなことができるかを個人、グループで考え、話し合い、発表を行いました。最後にはURが現在取り組んでいるイベントやプロジェクトも紹介。その中には他大学の学生と団地で取り組まれているものもあり、様々な取り組みだけでなく、URの若者の力を借りて一緒に町や団地を元気にしたいとの思いについても深く学ぶことができる講義となりました。

 受講した学生からは、「高齢者や子育て世帯などのニーズに合わせた住宅を整備されていることを知り、とても興味がわきました」、「マルシェをたくさんの人が協同してつくりあげることで、団地の住民だけでなく、地域の人も住みたい場所づくりに繋がることを実感しました」との声が寄せられました。学生にとっては、地域の一員として生き生きと暮らしていける住環境や生活環境の重要性を理解する貴重な機会となるとともに、今後予定されているURの団地でのフィールドワークにおいて、実践的な学びを深めていくことが期待されます。