2024.03.19
社会福祉学科の教員・学生と西南学院高等学校の生徒による交流会が行われました
3月18日、3号館404教室にて、人間科学部社会福祉学科の教員・学生と西南学院高等学校の生徒による交流会が行われました。この交流会は、社会福祉学科と西南学院高等学校の高大連携の観点から、西南学院中学校・高等学校の人権・「同和」教育の一つとして実現したものです。
この交流会は、「福祉について学ぼう」というテーマのもと社会福祉学科の学生らを中心に企画・運営され、社会福祉に興味関心のある西南学院高等学校の1年生と2年生7名が参加。当日は、「知らない世界を知る」「多様性」「将来について考える」の3つのコンセプトのもと実施されました。
交流会では、西南学院中学校・高等学校の卒業生の野田周佑さん(人・社福3年)が、自身が所属する社会福祉学科・河谷はるみ教授ゼミの概要を紹介。加えて、ゼミで研究している内容や教員と学生との関わり方について自身の経験を交えながら説明し、高校生へ進路選択にあたってのアドバイスを送りました。続いて、社会福祉学科・孔英珠准教授が、今年度実施した教育推進プログラム「多文化共生社会への誘い-海外研修プログラム-」を紹介し、海外での学びが自身の視野を広げるきっかけになることを説明しました。さらに、社会福祉学科・中村秀郷准教授が、自身の研究分野である社会福祉について、身の回りで起きている事象を交えながら紹介し、大学で学ぶ意義や身近なことから問題提起をする大切さについて、説明しました。
また、交流会を企画した春岡茉奈さん(人・社福3年)と安武奈月海さん(人・社福3年)が、学生生活について紹介し、学生の立場から、高校生と大学生の時間の使い方の違いについて、参加者に伝えました。
交流会に参加した生徒からは「大学生は自由な時間が多い一方で、自分自身で時間を有効に活用する必要があることが分かった」「『福祉』には様々な分野があることが分かり、社会福祉へ興味を抱いた」といった感想が寄せられました。また、交流会の最後には野田さんが使用している車いすについて機能を紹介・レクチャーし、学校の枠を超えて交流が深まったとともに、双方で福祉の学びをより深める機会となりました。
高校生に向けて、進路選択のアドバイスを送る野田周佑さん(写真中央)
教育推進プログラム「多文化共生社会への誘い-海外研修プログラム-」を紹介する孔英珠准教授