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2024.02.26

鈴木結生さん(外国語学部4年)が林芙美子文学賞・佳作を受賞!

 このたび、鈴木結生さん(外国語学部4年)作「人にはどれほどの本がいるか」が、第10回林芙美子文学賞・佳作を受賞しました。林芙美子文学賞は、「放浪記」や「浮雲」などの作品で知られ、その生涯にわたり庶民に寄り添って創作を続けた北九州市ゆかりの作家・林芙美子にちなみ、北九州市の文学的土壌を全国に発信するとともに、新たな文学の才能を発掘するという目的で平成26年度に創設された賞です。今回は450編の応募があり、作家の井上荒野さんらが選考しました。
 2月25日(日)には、J:COM北九州芸術劇場にて表彰式が行われ、鈴木さんは受賞者として出席。受賞者スピーチでは、「この小説は、トルストイの『人にはどれほどの土地がいるか』に重ね、“蔵書”をテーマに書いた。物書きとしてまだまだ未熟な身ではあるが、この会場にいる皆さんや知らない誰かに自分の作品を読んでもらえるということは何事にも代え難い喜びである。今回の受賞にあたって、本との出会いを与えてくれた家族にありがとうと、感謝の意を伝えたい。また、選考委員や関係者の方々にもお礼を申しあげます」と述べました。
 受賞作品「人にはどれほどの本がいるか」は、朝日新聞出版「小説トリッパー」2024年春号に掲載予定です。ぜひご覧ください。