OPEN

2024.02.08

外国語学部「FLS-Outreach@福岡よかトピア国際交流財団」を実施しました

 外国語学部・山田智久ゼミの学生が「FLS-Outreach@福岡よかトピア国際交流財団」プロジェクトを実施しました。
 「FLS-Outreach」とは、学部での学びを学生が主体となって社会に還元することを目的とした外国語学部独自の社会貢献プロジェクトです。今回、福岡よかトピア国際交流財団主催の「外国につながる子どもの日本語学習支援研修会」に「多文化共生の推進」をゼミ活動の目標とする山田ゼミの学生らが参画し、ゼミにおける研究内容を報告しました。
 「FLS-Outreach@福岡よかトピア国際交流財団」に参加した山田ゼミの学生は、外国人向けの日本語教室に参加したことがきっかけで、地域の日本語教室における課題に着目。「日本語教室に幅広い層の参加者を増やすためには」という研究課題をゼミで取り組むことを決め、約1年間かけて地域の日本語教室における聞き取り調査や分析を進めました。
 今回、学生らが参加した「外国につながる子どもの日本語学習支援研修会」は、日本語教師や国際化推進を担う行政関係者ら約50名が参加。その中で、山田ゼミの学生は、研修会の案内チラシを作成し、広報活動を行った他、研修当日は『学習者に届く日本語教室広報~「顔の見える日本語教室」を目指して~』と題して、研究内容を発表しました。発表では、多文化共生の場を担う日本語教室参加者の属性に偏りがある点を指摘し、認知度拡大のための広報ツールの活用や投稿内容の検討、学生を巻き込んだ取り組みなど、広報の観点から解決策を提案しました。
 プログラムに参加した林伊吹さん(外・外3年)は「研究活動を進めていく中で、多文化共生の実現のためには、まずは自分自身が当事者意識を持つことが大切だと感じました。また、多文化という言葉は“日本人”と“外国人”という言葉にスポットが当てられやすいです。しかし、1年間のゼミでの活動で様々な衝突を経験したことによって、”人が集まったところ全てが多文化である”ことに気付いたことが大きな収穫でした」とプログラムでの学びを語りました。
 今後も外国語学部では、様々な地域・団体との連携を通して大学での学びを社会に還元していく予定です。



山田ゼミの学生と福岡よかトピア国際交流財団の皆さん