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2024.01.17

経営分析研究会(商学部・原口ゼミ)主催による「第1回九州経営分析カンファレンス」を開催しました

 2024年1月13日(土)、西南学院大学商学部商学科の経営分析研究会(原口ゼミ)主催による「第1回九州経営分析カンファレンス」を日本公認会計士協会北部九州会にて開催しました。
 このカンファレンスは、学生が大学で学んだ知識を体系化するとともに、北部九州会に所属する公認会計士からのフィードバックを受けることで一層のスキルアップを図ることを目的としており、さらに長期的には会計人材育成による経済社会の発展や実務界と学界との知見共有の実現を目指しています。趣旨に賛同頂いた北部九州会の皆様と原口ゼミとの協力により実現しました。
 当日は、本学商学部で経営分析論を専攻する原口ゼミの学生が、九州の企業を対象として経営分析や戦略立案に挑戦しました。発表と質疑の後に、北部九州会の宮本義三会長、伊藤次男副会長、黒岩延峰副会長から講評をいただき、2年生によるジュニアセッションの発表「コロナ禍におけるドラッグストア業界の経営分析」に対して奨励賞、3年生による研究発表セッションの発表「西部ガスの未来への進化」に対して最優秀賞が授与されました。
 最優秀賞を受賞したチームのリーダーを務めた浅草美月さん(商・商3年)は、「プレゼンテーションの完成度を向上させるため、財務分析から新規事業までの論理構成を十分検討するとともに、分かりやすいストーリー性を描くことに最も注力した。また、このプレゼンを通して、これまで学んできた会計知識を実際の企業の経営分析を通して活用することができ、良い経験を積むことができた。多角的な視点の大切さや財務諸表を見るポイントなどの気づきが特に印象に残っている。リーダーとしてプレッシャーもあったが、チーム全員で努力してきたことが評価され自信に繋がった。今後も楽しんで会計の勉強に取り組みたい」と感想を語りました。
 また、本カンファレンスを企画した商学部の原口准教授(公認会計士、北部九州会所属)は「真摯に取り組んだ学生の努力が会計プロフェッションの皆様の評価の対象となり、大変うれしく思っている。今後も引き続き、実務家の皆様方と連携して会計人材の育成に注力したい」と述べました。