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2023.12.19

公認会計士試験へ現役学生3人が合格しました!

 この度、本学の岩下拓未さん(経・経4年)、木野下奏建さん(経・経4年)、武吉結貴さん(商・商3年)が、在学中に公認会計士試験へ見事合格しました。
 公認会計士試験とは、金融庁の公認会計士・監査審査会が実施する国家試験で、試験合格のためには、短答式試験と論文式試験にそれぞれ合格しなければなりません。従前から最難関国家試験の一つとされていましたが、公認会計士の重要性と魅力の高まりにより、近年一層難化の傾向にあります。本年度の最終合格率は7.6%でした。
 公認会計士試験への合格を振り返り、岩下さんは「大学の簿記の授業をきっかけに公認会計士を目指すようになり、試験勉強は自分との戦いのため苦しいことも多かったが、無事に合格したことで努力は報われるのだと実感した」と述べ、木野下さんは「大学2年から公認会計士試験の勉強に専念してきたため、やっと試験勉強から解放されるという喜びが大きかった。一方で、試験に向けてサポートしてくれた家族への感謝の気持ちでいっぱいになった」と語りました。また、武吉さんは「友人に公認会計士試験を教えてもらったことをきっかけに、予備校代を自分で工面しながら無事に合格を掴むことができた。応援してくれた家族や友人に恩返しをしていきたい」と述べました。
 3人は、本学で公認会計士・税理士を目指す学生により組織された公認団体サークル「第一国家試験準備室」のメンバーでもあります。講義・演習を通じて3人の指導を担当するとともに、同サークルの顧問も務める商学部商学科の原口准教授(公認会計士)は、「今回、公認会計士試験に在学生3人が合格したことは、大変喜ばしく、これからの学生の挑戦にも大きな勇気を与える快挙である。残りの大学生活での学びを今後の会計専門職としてのキャリア構築や後進育成に活かしてほしい」と3人へ想いを述べました。
 最後に3人は、「公認会計士試験は、合格することで高い専門性を手にすることができるため、努力する価値がある試験である。試験への合格は簡単ではないが、正しい勉強法と努力で合格できる試験でもあるため、ぜひ挑戦してほしい」と後輩へメッセージを贈りました。
 今後、3人は在学しながら監査法人で実務経験を積んでいくとのことで、これからますますの活躍が期待されます。

公認会計士試験の指導を担当した商学部の原口准教授と
公認会計士試験に合格した木野下さん、武吉さん、岩下さん(左から)