商学部では10月から計4回にわたり、西日本シティ銀行「実践仕事塾～金融スペシャリスト育成講座～」を開講しました。本講座は、西日本シティ銀行をはじめとした西日本FHグループ会社協力のもと、商学部の学生向けにDX時代における地方銀行の存在意義や新しいビジネスモデル、実践的な金融知識の習得を目指し、課外講座として開講したもので、今年で16年目を迎えました。
　講座では、西日本FHグループに勤務する本学卒業生を講師としてお招きし、学生は講義を通して銀行の取り組みや役割、西日本FHグループの概要など、金融業界について学んできました。
　12月5日(火)、講座の最終回として「DX時代における地方銀行のグループ戦略」というテーマで、学生によるプレゼンテーションを実施。学生は7つのグループに分かれ、金融業界が抱える課題をもとに、銀行をはじめリースや証券などを含む西日本FHグループの強みを生かした今までにない柔軟な取り組みについて提案をしました。
　西日本シティ銀行取締役常務執行役員の尾﨑健一氏(商学部/87年卒)は、「各グループが西日本FHグループについてよく理解していた。応用したいアイデアも多くあったので、ぜひとも実現を検討したい」と講評しました。また、西日本シティ銀行取締役副頭取の竹尾祐幸氏(経済学部/83年卒)による最後の挨拶では、「当社グループをよく知ろうとしてくれているのが伝わるプレゼンだった。これを機に、当行へ関心を持ってくれたらうれしい」と述べました。学生にとって、金融業界や金融知識への理解が深まるとともに、自身のキャリアを考える機会となりました。