経済学部では、本学学生の銀行業務や金融への理解と興味を深め、キャリア選択への意識を高めることを目的に、福岡銀行との提携講座を2019年度より開講しています。今年度は9月25日から計5回にわたって講座が開かれました。
　12月4日(月)の最終講義では、福岡大名ガーデンシティ内「GROWTH I」にて、福岡銀行、嘉麻市からお招きした審査員の前で、「嘉麻市の資源を活用したアウトドアによる観光まちづくりと“SETO×KAMAプロジェクト”(※)をかけあわせたチャレンジプロジェクト」というテーマで、学生によるグループプレゼンテーションが行われました。学生は、テーマに沿い、嘉麻市の知名度や魅力向上のために、ターゲットやプロモーション方法、資金調達などのポイントをおさえつつ福岡銀行が有するリソースやコンテンツの活用も交えながら提案。各グループが、学生ならではの視点やアイディアで発表を行いました。
　審査員として参加した嘉麻市担当者は、「全グループがテーマに沿った素晴らしい提案であった。いかにコストを抑えるかという難題がある中、コストがかかるからと諦めるのではなく、他の手法でやってみようと考えてくれて、非常に参考になった。また、このように学生や企業の方々と共に考えることで、我々にとっても勉強させていただく良い機会となった」と講評を述べました。
　プレゼンで最優秀賞を受賞したグループのうちのひとり、賀来航佑さん(経・経3年)は、「この講座を受講したことで、市場やニーズ、提案にあたって細部の数字まで調べる経験ができ、リサーチ力が身に付いたと感じる。社会人になればプレゼンの機会がたくさんあると思うので、今回の学びを生かしたい」とコメント。
　受講した学生にとって、実践的な学びの機会となり、また、自身のキャリアを考える貴重な経験となりました。

(※) SETO×KAMAプロジェクトについて
嘉麻市と嘉麻市出身の俳優・瀬戸康史さんとの共同地方創生プロジェクト。嘉麻市の知名度、魅力度アップと人口減少などの課題解決、SDGs目標「住み続けられるまちづくり」の取り組みとして活動しています。
詳しくは▼
https://www.city.kama.lg.jp/site/setokamaproject/29466.html