商学部経営学科経営情報コースでは10月から計5回にわたって、「ＩＴ業界」仕事塾を実施しました。本講座は、株式会社シティアスコムの協力のもと、学生のキャリア選択への意識を高めることなどを目的として今年度より開講され、学生はIT業界で求められるスキルや実践的な考え方、基礎知識について、学びを深めるものです。講座では、株式会社シティアスコムに勤務する本学卒業生を中心に講師としてお招きし、実際のシステム開発事例を交えながら学生は講義を通じてITシステムの仕組みやプログラミングについて理解を深めました。
　11月30日(木)の講座最終回では、シティアスコムの若手社員と学生による座談会を実施し、現場で活躍する地元のＩＴ企業の視点から、ＩＴ業界の魅力や仕事のやりがいについて意見交換されました。その後、グループに分かれてSDGsの視点からIT業界と社会貢献の関連性を学ぶカードゲームを実施し、企画案を発表。地域活性化に関連付けた事業や取り組みなど、学生ならではの自由な発想で提案がなされました。講座の最後には、講師を務めた株式会社シティアスコム経営管理本部総務部長の後藤秀隆氏（経済学部/91年卒）が「学生の皆さんには、ぜひ様々なことに好奇心を持つこと、興味を持つことを大切にしてほしい。その中で自分が好きなこと見つけ、ひたむきに取り組み、ぜひその道のスペシャリストを目指してください」と学生へメッセージを送りました。
　参加した学生からは、「IT業界の様子をうかがえたことや社員の方々と接したことで、学生から社会人になるイメージがついた」「IT業界についてほとんど知識がないまま理系分野だと決めつけ苦手意識を持っていたが、文系でもプログラミングの知識がなくてもSEになれることが分かった」といった感想が寄せられ、学生にとって、自身のキャリアを考える貴重な経験となりました。