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2023.11.13

法学部主催講演会「日伯関係:外交と日系社会」を開催しました

 10月23日(月)、大学チャペルにて、在レシフェ総領事館総領事の佐野浩明氏をお招きし、「日伯関係:外交と日系社会」を演題とする法学部主催講演会を開催しました。この講演会は法学部学生を対象に開催されたもので、当日は約100名の学生が参加しました。
 佐野氏は、日本とブラジルの外交史を振り返り、そして現在の両国の関係についての説明を通して、「日本からの移民の人々により形成された日系社会が、両国の外交の基底にあることを認識することが重要である」と強調。その背景には、日系社会がブラジル社会に様々な形で影響を与えてきたこと、そしてそうした日系社会を通じてブラジルにおける日本に対する信頼が確固たるものとなっていることがあると佐野氏は指摘しました。
 最後に、佐野氏は、「ブラジルが、日本にとって非常に重要なパートナーとなる国であるので、ブラジルという国についてこれからもっと関心を持ってほしい」とコメント。講演後の質疑では、今後の日本とブラジルの関係における課題についての質問が学生からなされ、佐野氏は、その質問に丁寧に回答し、法学部主催後援会は盛会のうちに終了しました。