2023.11.10
社会福祉学科の学生と西南学院中学校の生徒による交流会が行われました
11月9日、西南学院中学校・高等学校の教室にて、人間科学部社会福祉学科の学生と西南学院中学校の生徒による交流会が行われました。この交流会は、社会福祉学科・河谷はるみゼミの活動の一環で、西南学院中学校・高等学校の人権・「同和」教育の一つとして初めて中学校・高等学校と大学で連携して実現したものです。
交流会では、「ともに生きる」というテーマのもと社会福祉を専門に学ぶ学生らを中心に企画・運営され、生徒によるアイマスク体験が行われました。その後、西南学院中学校・高等学校の卒業生の野田周佑さん(人・社福3年)による「こころのバリアフリー」と題した講演が行われました。野田さんは生まれつき首から下に麻痺があり、講演では障がい者の視点から自身が過ごした中学校や高校時代の話や現在の学生生活について紹介。また、野田さんは「障がいのある人と接する際は、障がいを正しく知ること、知ろうとすることが大切です」と語り、生徒らは野田さんの話に熱心に耳を傾けていました。
交流会に参加した生徒からは「アイマスク体験で目の見えない人の気持ちが理解できました」「障がいのある人を見かけたときは、見た目で障がいの内容を判断しないようにしたいです」といった感想が寄せられました。また、交流会の企画・運営に携わった春岡茉奈さん(人・社福3年)は「交流会を通じて、自分の想像をはるかに超えて中学生に”福祉”の考えが行き届いていることが分かり、交流会を開催した意義がありました」と、学校の枠を超えて交流が深まったとともに、双方で福祉の学びを深める機会となりました。
アイマスク体験の様子
中学生に向けて講演する野田さん