2023.09.20
【商学部松田ゼミ】ふくや×3大学連携プロジェクト 最終発表会を行いました
商学部商学科・松田ゼミ(松田温郎教授)と、味の明太子の製造・販売を行う株式会社ふくやは、学生がふくやの課題解決のための企画提案を行う産学連携を実施しており、9月12日(火)、博多の食と文化の博物館「ハクハク」にて、最終発表会が行われました。本プロジェクトは福岡大学、九州産業大学との3大学合同での取り組みで、発表会も3大学合同で行われました。
学生には、「福岡旅行にきた学生に明太子を買ってもらうには」「MAKO・切袴(ふくや公式キャラクター)の認知度向上」の2つの課題が与えられ、学生たちは約半年間、最終発表に向けて準備を重ねてきました。その集大成である最終発表会当日、3大学が課題ごとにふくやの方々に向けてプレゼンテーションを実施。それぞれの課題解決のため、販売店の現地視察や製品試作を踏まえたビジネスプラン、SNSを活用した広報活動などの企画提案を行いました。その結果、本学松田ゼミのグループは、各部門で優勝。学生間で評価、投票する学生賞も受賞し、3部門で1位という結果となりました。
発表会に参加した株式会社ふくや販売促進課・川口勉 氏は、「市場調査から導かれたものは他社製品でも成立することがあるため、そこで自社の特徴や強みを生かしてどうするかが肝心であり、そのような視点で考えることが大事」「自分自身が貴重な“サンプル1”であることを大切にしてほしい。自分は好きなものだけれど、相手は好きじゃない…といった場面が必ず出てくるが、その時になぜ?と常に考える。そうすればマーケティングがきっと楽しくなる」と講評を述べました。
松田ゼミの清水萌絵子さんと稲本咲さん(商学部商学科 3年)は、「中間発表の際に、ふくやの方が社会人ならではの目線で的確なアドバイスをしてくださったおかげでより良いプレゼンにすることができた。グループのメンバーで協力して取り組んだからこその1位という結果。チームワークの重要性を学んだ」「メンバー同士で様々な意見やアイディアが出たが、最終的に選んだ案で高評価を得ることができてうれしい。他者と意見をぶつけ合うことで良いものが生まれるということを実感する機会となった」とそれぞれコメント。
学生たちにとって、ビジネスやマーケティングにおける実践的な観点を養う、貴重な経験となりました。