2023.05.22
“カクワカ広島”の田中美穂氏による講演会を開催しました
5月22日(月)、「核政策を知りたい広島若者有権者の会(通称・カクワカ広島)」共同代表で、本学卒業生(文学部外国語学科英語専攻)の田中美穂氏による講演会が2-203教室で開催されました。この講演会は、国際文化学部の開講科目「文化のダイナミズム」内で行われたもので、当日は受講生を中心に約50名が出席しました。
田中氏は、「新しい当たり前をつくる一人ひとりの具体的なアクション」というテーマで講演。カクワカ広島を立ち上げることになった経緯や団体での活動内容、核保有による環境汚染などの世界で今起きている問題について、説明がなされました。核なき世界の実現に向け、議員面会やSNS等での情報発信、イベント開催等の多岐にわたる活動をカクワカ広島で行っている田中氏は、その活動のきっかけとなったサーロー節子氏の「祈るだけではなく、具体的な行動をしてください」という言葉を紹介。田中氏は、「皆さんも一歩を踏み出してほしい」と述べ、①知る、情報を集める②応援する③参加する④イベントを企画する、団体を立ち上げる⑤周りに拡める という学生にもできる具体的な5つのアクションを示しました。
最後に田中氏は、「広島にいて感じることは、知り尽くすことなんて到底できないということ。経験していない私たちが想像しえないことを経験している人たちの声に耳を傾けたい。核廃絶は簡単なことではないが、目標に向かって頑張っていきたい」とコメント。受講生には、「平和に向かって、常に動き続けることが大切。社会に対してアクションすることは、新しい当たり前をつくること。皆さんも知ることから始め、周りに広めていってほしい」と、メッセージを贈りました。
学生にとって、核廃絶や平和について考えを深める貴重な機会となりました。
●核政策を知りたい広島若者有権者の会(通称・カクワカ広島) について
主に、広島在住の高校生や大学生、会社員、カフェ定員たちが、核兵器のない世界の実現を願って緩やかにつながるグループ。核兵器のない世界の実現に向け、国会議員にその道のりを尋ね、SNSやウェブサイトで広く発信する等の活動を行っています。
団体HPは▼
https://kakuwakahiroshima.jimdofree.com/