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2023.03.29

東北学院大学と「内部質保証のための共同IRに関する協定」を締結しました

 3月24日(金)、東北学院大学(仙台市)と内部質保証のための共同IRに関する協定を締結し、調印式を行いました。

 本学と東北学院大学は、2018年に相互評価の協定を締結し、その後2020年度に社会連携・社会貢献について、2021年度に教育課程・学習成果について、さらに今年度は内部質保証について、それぞれ相互評価を行ってきました。

 調印式の中で東北学院大学の中沢正利副学長(点検・評価担当)は、今回の共同IRについて「教育を中心とした質を保証するために、データ分析による根拠ある意思決定を行うことを目的に設置された機能であり、同じ指標を用いて双方の大学の特色を相互に測定・評価することを目指します」と説明しました。また本学の石森久広副学長(総務担当)は、相互評価と並行して行われたIRの取り組み事例の共有や相互コンサルティング、研修会といった活動事例や、相互評価での指摘事項も踏まえながら、教育の内部質保証プロセスにIRを活用する検討も進めていることを紹介しました。

 協定書調印後の挨拶で、今井尚生学長は「これを機にますます関係が深められることをうれしく思います。今後、互いに協力し合いながら教育の質の向上を目指し、成果を学生たちに還元できることを願っています」と期待を込め話しました。これを受け東北学院大学の大西晴樹学長は、これまでの実績の積み重ねが今回の協定締結に繋がっていることに触れ「他大学と目的を共有できる素晴らしい仕組み」と強調。「それぞれの地域において重要な役割を担う大学同士が学修者本位を促すとともに、キリスト教教育に基づく人格教育がさらに推し進められることを強く願います」と考えを述べました。

 今回の協定には、共同IRを活用した教育研究などの改善やIR活動の支援・助言に関すること、IR担当者の育成などが実施内容として盛り込まれ、両大学は今後、学修成果把握のための指標作成や、学生調査、IR担当者育成などの取り組みを行っていく予定です。