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2023.03.20

2022年度国際文化学部卒業論文表彰制度・受賞者表彰式を挙行しました

 国際文化学部では、創造的な人材育成のための活動の一環として、2008年度より、学部学生の卒業論文を対象とした「卒業論文表彰制度」を設けています。3月20日(月)、その表彰式が図書館1階多目的ホールで行われ、優秀賞を受賞した学生4名が出席しました。

 今年度は11本のゼミ代表推薦論文が審査対象となり、各コース代表6名の教員による審査を経て、優秀賞4名、奨励賞4名が決定しました(最優秀賞は該当者なし)。表彰式では、新谷秀明国際文化学部長が「卒業論文が何の役に立つのかと言われることもあるが、論文を書いたことが大きな経験となり、必ず将来の皆さんの役に立つ。良い論文を書き上げたことに自信を持ち、これからの社会でも活躍してほしい」と総評を述べ、賞状と目録を手渡しました。

 受賞したうちのひとり、福入夢香さん(国際文化学部国際文化学科4年)は、「論文の書き方など不慣れで苦労することもあったが、自分の興味あるテーマで論文を作成できたので楽しかった。このような評価を受け、学生生活最後の良い思い出になった」と感想を述べました。受賞された皆さん、おめでとうございます。

 以下、2022年度受賞者とテーマを紹介します。

 ●最優秀賞
該当者なし

 ●優秀賞(4名)
福入 夢香 『教育の地方格差から考える社会・人生の分断と展開―生まれた場所が人生を決めるのか―』
丸目 千咲 『交錯する都市の聖・俗空間―古代ローマ帝国のテルマエからキリスト教「祈りの空間」へ―』
近本 志帆 『江戸時代の善隣外交―雨森芳洲と申維翰を例として―』
手島 菜摘 『ジョルジュ・バタイユの芸術論における異質性の問題』

●奨励賞(4名)
岩田 崇太郎『テキサス州におけるラテン系人口増加と共和党の政策転換』
藤井 梨佳 『現代中国の婚姻と出産―「一人っ子政策」がもたらした影響とは,「00 後」が担う中国社会の展望をみる―』
大渡 ゆき 『リヒャルト・ヴァーグナーはナショナリストかコスモポリタニストか?―初期ヴァーグナーにおけるサン=シモン主義の影響に着目して』
清原 真里 『アメリカの多文化教育から読み取る多文化主義の課題―日本の多文化共生社会への示唆―』