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2022.12.19

KARDIANOIA主催の「入管面談・裁判シミュレーション」を実施しました

 12月11日(日)、国際法学習プロジェクトKARDIANOIA主催の「入管面談・裁判シミュレーション」を実施しました。

 「入管面談シミュレーション」では、大村入管センターで実際に面談を体験した学生が被収容者役を演じ、参加者が訪問者となって会話を行い、その会話を通じて、被害者の気持ちを感じる「心(KARDIA)」の在り方を探求しました。続く「入管裁判シミュレーション」では、裁判傍聴を体験した学生が原告弁護士の弁論を再現し、参加者はその裁判を追体験することで、被害者の苦境を救う「知(DIANOIA)」を養う体験をしました。

  入管面談シミュレーションに参加した高校生からは、どの質問が相手を傷つけてしまうのかわからないところが難しかった、入管面談についてはあまり知識がなかったが、被収容者役の方が雰囲気を作ってくださったので参加してよかったと感じた。また、入管裁判シミュレーションに参加した方からは、裁判再現では原告側の熱意が伝わり、実際に裁判を見ている気になった、などの感想をいただきました。

  参加者は面談と裁判の2つのシミュレーションを体験することで、国境の狭間に置かれた人々に寄り添うことの重要性を感じ、入国管理制度のあるべき姿について考える貴重な機会となりました。

「KARDIANOIA」については▼
https://www.seinan-kardianoia.com/