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2022.10.27

久留米税務署 関谷幸子署長による講演会「正義官の仕事」を開催しました

 10月26日(水)、久留米税務署関谷幸子署長(本学文学部国際文化学科卒)による講演会が4-403教室で行われました。この講演会は、商学部商学科・福浦教授の講義「租税法論Ⅱ」の中で開催されたもので、約100名の学生が参加しました。
 関谷氏は、「正義官の仕事」というタイトルで講演。租税の役割や、適正かつ公平な課税及び徴収の実現に向けた国税庁の取組み、国税専門官の実際の業務などについて、テレビドラマや身近なニュースを例に分かりやすく解説しました。実務者でなければ語ることのできない講演内容に、学生たちは真剣に耳を傾けていました。
 また、関谷氏は、「税金とは、皆が安全で快適な生活を営むための“会費”のようなもので、それを適切に、公平に徴収するために我々は働いている。会計には、人を救う力があるということを皆さんに伝えたい。ぜひ皆さんも人のため、世のために会計の知識を身に付けてほしい。また、正義を貫く正義官である国税専門官の仕事に興味を持って、志してくれるとうれしい」と学生にメッセージを贈りました。
 授業担当の福浦教授は、「実際の業務を例に挙げながら、所得税、法人税、国際課税などについて非常にわかりやすく説明してくださった。国税専門官は一隅を照らす人たち。学生の皆さんは、普段の授業とは異なる知見が得られたのではないか」とコメント。学生たちにとって、国税庁や税務署の取組みなどについて理解するだけでなく、自身のキャリアについて考える貴重な機会となりました。