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2022.07.29

神学部・キリスト教人文学コースOBによる就職説明会(人文コース生向けキャリア教育)を開催しました

 神学部では、7月13日、人文コース生(全学年43名)を対象とした「人文コースOBによる就職説明会(人文コース生向けキャリア教育)」を開催しました。この説明会は、学部初の試みで、また、多忙な試験レポート月間中の開催となりましたが、学生のニーズにも応えた説明会には17名(1年次6名、2年次4名、3年次7名)もの学生が参加しました。

 当日は、講師に石川敏郎氏(2013年3月卒。NTTドコモ中国支社法人営業部ICTビジネス推進担当)を広島からお招きしました。石川さんは、在学中の2011年に東日本大震災が起こり、西南学院大学ボランティアチームとして被災地に入り、そこでの出会いから与えられた「人生の価値は何を得るかではなく、何を残せるか」という言葉を、人生と仕事の大切な指針として今も心に刻んでいると言います。講演では、「就活に向けて大切なポイント」として、「①人と会う②伝える力を鍛える③自分で考える④心をプラスに」の4つを挙げ、特に③④の力を鍛えるために「正解のない学問」である神学部の各クラスやチャペルは最適な環境であり、「神学部=社会に通用する学部」と力強く証されました。また、講演の合間には、適宜学生が質問しやすい雰囲気を作って、どんな問いにも丁寧に答える姿が印象的でした。

 参加した学生からは、「就活説明会でよく耳にするような、普通の学生にはハードルの高い内容ではなく、今日からでも考えて実践できそうなことばかりだった」と、感想が寄せられました。

 就職に関して、神学部が他学部と比べて不利になることはなく、むしろ神学部ならではの良さを活かして社会で活躍する卒業生の良き証しによって、学生も教員も「神学部のアイデンティティ」に立ち返ることのできる祝福された説明会となりました。神学部では、今後も人文コース生のサポートに努めていきます。