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2022.04.22

法学部「Seinan Vis Moot」チームが香港大会・ウィーン大会に出場しました

 法学部の学生によって構成される「Seinan Vis Moot」チームが、3月28日(月)~29日(木)にVisEast(香港大会)、および4月9日(土)~12日(火)にVisMoot(ウィーン大会)に出場しました。
 Vis Moot およびVisEastとは毎年春、ウィーン・香港をメイン会場に、世界各地で開催される模擬国際仲裁大会です。大会では、国際取引上の架空の紛争について、売主・買主の弁護士に扮して、仲裁人の前で法律を武器に戦います。出題も弁論もすべて英語です。コロナ禍のため、今年度は昨年度に引き続きオンラインでの開催となりました。
 今年度は世界大会の日程が3月中旬以降と遅いため、3年生の出場が難しく、1・2年生主体で参加しました。世界大会の難しさは、なんといってもすべてが英語であることです。試合当日は、試合のみならず、試合開始前の大会本部や仲裁人、また対戦相手との挨拶や試合進行についての打ち合わせ、試合後の仲裁人からのフィードバックや対戦相手とのスモールトークにも英語で対応しなければなりません。
 「日本大会、香港大会とチームでバトンをつなぎ、大会で仲間が輝く姿を見てきました。私もチームの一員としてバトンを最後までつなぎたい、その一心で頑張りました。」(国際関係法学科2年・角田涼香さん)と、ペアとなるチームメイトとともに戦い抜きました。
 世界大会に出場した学生からは、「大会はジェットコースターのような感覚でした。開始までは怖くて逃げたいような気持ちなのに、終わるとまた挑戦したくなる。そんな爽快感や達成感がありました。」(法律学科2年・﨑尾美結さん)、「大会までの日々は大変でしたが、そんなことがどうでもよくなるほど、世界の舞台は輝いていて素晴らしい場所でした」(国際関係法学科1年・松岡亜門さん)との声が聞かれました。
 この1年間の活動を振り返り、片山実咲さん(国際関係法学科・1年)は、「活動当初はチームについていくことだけで必死で、自分が『世界大会』に出るとの現実味がありませんでした。問題文の背景がわかるようになり、論点がつながり、仲裁人のやり取りができるようになり、と少しずつVisMootの楽しさがわかるようになりました。1年間の自分の成長が嬉しいです。」と話していました。また、来年に向けて、深澤舞雪さん(国際関係法学科1年)は「達成感とともに、まだまだ頑張れたなという思いがあります。その思いをこれからの活動への良い刺激としながら、チームの仲間とともに頑張ります。」と決意を語っていました。
 新年度、Seinan VisMootは新メンバーを迎え、Seinan VisMoot2022として始動しています。引き続き、法学部「Seinan VisMoot」チームの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

<香港大会出場者および対戦校>
荒木 優葵子(国際関係法学科1年)・尾崎 央虎(同2年)[ウィスコンシン大学(米国)]
宮内 輝(法律学科1年)・橋本 歩佳(同2年)[オックスフォード大学(英国)]
深澤 舞雪(国際関係法学科1年)・﨑尾 美結(法律学科2年)[対外経済貿易大学(中国)]
大平 樹梨(国際関係法学科2年)・砂坂 栞吏(同2年)[中国政法大学中欧法学院(中国)]

<ウィーン大会出場者および対戦校>
徳永 彩乃(国際関係法学科1年)・角田 涼香(同2年)[厦門大学(中国)]
角田 涼香(国際関係法学科2年)・峰 結愛(同3年)[ハーグ応用科学大学(オランダ)]
片山 実咲(国際関係法学科1年)・松岡 亜門(同1年)[ボパール国立法研究所大学(インド)/シンシナティ大学(米国)]
*学年は2022年3月31日時点のもの




香港大会:ウィスコンシン大学との試合後


香港大会:対外経済貿易大学との試合後


ウィーン大会:シンシナティ大学との試合の様子