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2022.03.18

2021年度国際文化学部卒業論文表彰制度・受賞者の表彰式が挙行されました

 国際文化学部では、創造的な人材育成のための活動の一環として、2008年度より、学部に在籍する学生の卒業論文を対象とした「卒業論文表彰制度」を設けています。その表彰式が、3月17日(木)に図書館1階多目的ホールにて行われました。
 今年度は12のゼミより推薦された卒業論文が審査対象となり、審査を経て、最優秀賞(1名)、優秀賞(3名)、奨励賞(8名)が決定しました。表彰式では、新谷秀明国際文化学部長が「今回、各ゼミから推薦された論文の中で、特に上位の論文は素晴らしいものばかりでした。卒業後はそれぞれの進路に進みますが、4年間の学びの集大成として書き上げた卒業論文に誇りをもち、励みとしてください。今後の皆さんの活躍を願っています」と総評を述べ、賞状と賞金(最優秀賞10万円、優秀賞5万円、奨励賞図書券1万円)を手渡しました。
 受賞された皆さん、おめでとうございます。

以下、2021年度受賞者とテーマを紹介します。

・最優秀賞 1名
濵岡 ありさ 「ミュシャ/ムハによる「民」のための芸術の実践―パリ、チェコ、日本における作品の受容」

・優秀賞 3名
田中 康裕 「古代北部九州における官衙と集落の土器様相:大宰府とその周辺を中心として」

西村 詩歩 「李琴峰『独り舞』における3つのテーマ セクシュアル・マイノリティ、性暴力、越境」

勝野 みずほ 「古代地中海世界における癒しの祈りとその実践―アスクレピオス信仰をてがかりに―」

・奨励賞 8名
向 綾沙 「現代映画から見える監視の特質とは何か」

五百木 允 「『三国志』における「正」と「悪」―劉備と曹操の二者は何故対称的に描かれるのか―」

大淵 桜 「医療保険制度からみるアメリカ社会」

黒田 さくら 「日系アメリカ人のアイデンティティ形成-第二次世界大戦を経て」

鈴木 希実 「19世紀ドイツにおける心理学と神話─マンの講演『苦悩と偉大』を手がかりに」

樋口 歩美 「ふるさと資源の活用とフォークロリズム-四国遍路の世界遺産登録活動を事例として」

河原 新奈 「人間にとっての「甘え」の意味―本来の「甘え」と迎合の「甘え」の質的違いから」

目叶 ほのか 「遊郭映画における「生」表象」



前列右から優秀賞を受賞した田中さん、西村さん、最優秀賞を受賞した濵岡さん