商学部では10月から計6回にわたって、西日本シティ銀行実践仕事塾「金融スペシャリスト育成講座」を開講しました。本講座は、株式会社西日本シティ銀行協力のもと、商学部が学生のキャリア選択を支援するために課外講座として開催したもので、今年で開講14年目を迎えました。
　講座では、西日本シティ銀行に勤務する本学卒業生を中心に講師としてお招きし、学生は講義を通じて金融業界やビジネスの現場について学んできました。
　11月30日(火)の講座最終回では、5つのグループに分かれ、「SDGs達成に向けた地方銀行の役割」というテーマで、学生による企画提案のプレゼンテーション大会を開催。プレゼンテーションでは、銀行のメリット・デメリットや集客方法などに触れながら、SDGs目標項目に関連付けた事業や取り組みについて、学生ならではの自由な発想で提案がなされました。
　西日本シティ銀行取締役副頭取の竹尾祐幸氏（経済学部/83年卒）は、「各グループがSDGsの重要性を理解し、銀行業務についてよく勉強していた。社会人になってからも、この講座で学んだことを生かしてほしい」と講評しました。　
　その後、今回の講座で講師を務めた行員と学生による意見交換会が行われ、講座は終了。学生にとって、自身のキャリアを考える貴重な経験となりました。