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2021.12.08

学長からのメッセージ(「God Be With You」)

2021年12月8日

学生、教職員、関係者の皆様

「God Be With You」

学長 G.W.バークレー

 12月になり、クリスマスのイルミネーションが街を華やかに彩る季節となりました。2021年を振り返ると、今年も新型コロナウイルス感染症に振り回された1年でした。入学式は午前と午後に分けて実施し、付添者の入場はご遠慮いただいただけでなく、新年度がスタートした直後の5月には緊急事態宣言の発令に伴って遠隔授業を実施することになり、修学懇談会や大学祭、ホームカミングデー等のイベントも昨年同様やむを得ずオンライン開催になりました。学生及び関係者の皆様におかれましては、様々ご不便をおかけしたかと思いますが、ご対応・ご協力いただいたことに心から感謝申し上げます。

 10月以降、新規感染者の数も減少し、徐々に対面授業や課外活動が再開され、キャンパスにも活気が戻ってきたように感じます。そのような中、剣道部やハンドボール部、アメリカンフットボール部が優秀な成績を収めたり、外国語のプレゼンテーションやスピーチのコンテストで本学学生が入賞したりするなど、様々な分野で目標に向かって邁進する学生たちの活躍を知り、学長として大変誇りに思います。また、昨年は実施が制限された地域・企業など学外との交流も再開されました。「西南チルドレンズミュージアム」「西新お弁当で繋ぐプロジェクト」「Itoshima Teens' English Camp at Seinan 2021」などに参加し、キリスト教を教育理念とする建学の精神に基づいた活動に取り組む学生の姿も見受けられたこともまた、学長として大変嬉しく思っています。皆さんがキャンパスで仲間とともに過ごす時に見受けられるマスクの下の笑顔から、人と人の繋がりが生む温かさを改めて認識しました。これからも仲間と共に過ごせる時間を大切にしてほしいと心から願っています。

 さて、間もなくキリスト降誕祭を迎えます。命の創造主であり、命ある者の意思と行動を支配し得る神は、人間とかかわる方法として、人間と同じ者になることを選ばれました。それがイエス・キリストの生誕です。

 『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。この名は「神は我々と共におられる」という意味である』(マタイによる福音書1章23節)

 今年はそれぞれが孤独の時間を乗り越える必要がありました。しかし神はいつも皆さんと共におられます。イエスの生誕を前に、先日キャンパス内にもクリスマスの灯を灯しました。その灯が皆さんの心を照らし、穏やかな気持ちでクリスマスを迎えることができますよう願っております。点灯式の様子は動画(https://youtu.be/NIecinwEiNA)で見ることができますので、ぜひご覧ください。

 現在、新たな変異株の世界的な広がりが懸念されています。年末年始を迎えるにあたり、基本的なセルフケアを続けるとともに、体調管理には十分にお気を付けください。皆様が良いクリスマスと新年を迎えられますようにお祈りいたします。

“I wish all of you a Merry Christmas and a Happy New Year.”