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2021.12.08

読書教養講座を開催しました(12月3日開催)

 12月3日(金)、作家の柚月裕子さんを講師に迎え、「ミステリー小説 流儀と作法」というテーマで読書教養講座を開催しました。今回の開催は、新型コロナウイルス感染防止のため定員を制限し、会場となった西南学院百年館(松緑館)には、約50人の教職員や学生、一般の聴講者が参加しました。
 柚月裕子さんは、2008年『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、作家デビュー。2013年に『検事の本懐』(文藝春秋)で第15回大藪春彦賞、2016年に『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。また、2018年『盤上の向日葵』で「本屋大賞」2位。その他、代表作として、映画化され大ヒットした『孤狼の血』続編の『凶犬の眼』『暴虎の牙』などを出版し、活躍されています。
 柚月さんは講演の中で、「小説を書く時は、舞台とする土地に自分が立って、その時に感じた感覚を大切にしている。その時に感じた匂いや音、空気などは私自身の中にしか存在しない。私の感覚を丁寧に書くことで、きっと読者にも伝わると信じている」と小説を書く上で大切にしていることを語りました。
 また、講演後には、学生とのトークセッションが行われ、参加者は熱心に聴き入っていました。