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2021.07.15

「西南社福の輪」によるソーシャルワーク実習指導Ⅰの授業を実施しました

 7月12日(月)「西南社福の輪」の卒業生が、ソーシャルワーク実習指導Ⅰの授業(シンポジウム形式)を実施しました。「西南社福の輪」は、西南学院大学社会福祉学科独自の同窓会で、「西南学院大学人間科学部社会福祉学科の在学生、卒業生及び大学の三者間に円滑なネットワークを構築することを通じて、福祉のあり方に関する専門的視野を広げ、地域社会に充実した福祉を実現するべくその専門性を役立てるための環境整備を図ること」を目的に活動しています。

 授業テーマは、卒業生が思う「実習」の意義と、「社会福祉」を学ぶことの将来性についてとしました。卒業生は学生に事前アンケートを実施し、その結果を踏まえて授業内容を検討しました。授業は、住田啓二さん(07期卒・福岡市社会福祉事業団・西南社福の輪会長)によるコーディネーターのもと、穴井あけみさん(社会福祉実習指導室・西南社福の輪運営委員)が「社会福祉実習指導室って何をしているところ・・・?」の話をしました。その後、各卒業生が、現在の仕事内容と様々なエピソードを交えた実習の思い出を話しました。加えて、実習先での失敗談や実習指導者に叱られた、という体験談には会場からは、笑みがこぼれました。

 「実習が今の自分にどのようにつながっているか」に「実習は生きること、老いること、地域で暮らすことを学び、深く考えるきっかけになること」、また「私が思う、『社会福祉』の可能性について」に、社会福祉は「日々の生活そのものであり、誰もが当事者」、「福祉の視点から暮らしをまもる、地域を変える」等・・・社会福祉を学ぶ“後輩”へ力強いエールを送りました。“後輩”も大変熱心に“先輩”の話に聞き入り、その熱い思いを受け取っていました。

 授業後のアンケートには「卒業生からのお話によってモチベーションがアップした」、「疑問や不安が解消されて前向きになった」、「1年次からコロナ禍でほとんど遠隔授業であったため、このような『つながり』を感じられて嬉しかった」、「いつか社福の輪のイベントに参加してみたい」とありました。これからも在学生、卒業生、教職員の三者が「つながる」ことを通して、個々・双方を活性化し、広く社会福祉の発展を目指していきます。

【お問い合わせ】西南学院大学人間科学部社会福祉学科
社会福祉実習指導室(西南社福の輪事務局) TEL:092-823-3935




写真左から 司会:住田啓二氏(07期卒・福岡市社会福祉事業団・西南社福の輪会長)
穴井あけみ氏(社会福祉実習指導室・西南社福の輪運営委員)
髙杉 正氏(05期卒:宗像病院ソーシャルワーカー)
後藤 哲也氏(07期卒:福岡市教育委員会スクールソーシャルワーカー)
茂谷 智博氏(16期卒:福岡市社会福祉協議会)
米田 美紀氏(15期卒:西南学院大学学生相談室/一橋大学大学院)